MAX 10高速LVDS I/Oユーザーガイド

ID 683760
日付 2/21/2017
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ドキュメント目次

7.2. アルテラのソフトLVDSのインタフェース信号

指定したパラメータ設定に応じて、異なる信号をアルテラのソフトLVDS IPコアに使用できます。
表 15.  トランスミッタ・インタフェース信号
信号名 入力/出力 幅(ビット) 説明
pll_areset 入力 1

非同期的にすべてのカウンタを初期値にリセットします。

tx_data_reset 入力 <n>

すべてのチャネルのシフト・レジスタ、キャプチャ・レジスタ、および同期レジスタの非同期リセットです。

  • この信号は、Use external PLLパラメータ設定がオンである場合に使用される
  • この信号は、データ・リアラインメント・ブロックまたはPLLには影響しない
tx_in[] 入力 <m>

この信号はパラレル・データであり、アルテラのソフトLVDS IPコアがシリアルに送信します。

入力データはtx_coreclock信号に同期します。チャネルあたりのデータ・バス幅は、シリアライゼーション・ファクタ(SF)と同じです。

tx_inclock 入力 1

トランスミッタPLLのリファレンス・クロック入力です。

パラメータ・エディタが、データおよびリファレンス・クロック周波数に基づいて適切なPLL逓倍係数を自動的に選択します。

tx_coreclock 出力 1

ペリフェラルではないロジックに供給する出力クロックです。

FPGAファブリック – トランスミッタ・インタフェース・クロック — FPGAファブリックで生成されたパラレル・トランスミッタ・データは、このクロックで駆動されます。

tx_locked 出力 1

以下のLVDS PLLステータスを提供します。

  • PLLが入力リファレンス・クロックにロックされている際にHighを保つ
  • PLLがロックに失敗すると、Lowを保つ
tx_out[] 出力 <n>

シリアル化された<n>チャネルのLVDSデータ出力信号です。

tx_out[(<n>-1)..0]tx_in[(<J> × <n>)-1 ..0]からパラレル・データを駆動します。ここで、<J>はシリアライゼーション・ファクタ、<n>はチャネル数です。tx_out[0]tx_in[(<J>-1)..0]からデータを駆動します。tx_out[1]は、tx_inの次の<J>ビットからデータを駆動します。

tx_outclock 出力 1

外部リファレンス・クロックです。

このクロックの周波数は、データ・レートと一致するようにプログラム可能です。

表 16.  レシーバ・インタフェース信号

信号名

入力/出力

幅(ビット)

説明

rx_data_reset 入力 <n>

PLLを除くすべてのチャネル向けの非同期リセットです。

  • この信号は、Use external PLLパラメータ設定がオンの場合に使用可能です。
  • この信号は、高速クロックを使用し外部で同期する必要があります。
rx_in[] 入力 <n>

<n>チャネルのLVDSシリアル・データ入力信号です。

rx_in[(<n>-1)..0]はデシリアライゼーションされており、rx_out[(<J> × <n>)-1 ..0]で駆動されます。ここで、<J>はデシリアライゼーション・ファクタ、<n>はチャネル数です。rx_in[0]rx_out[(<J>-1)..0]にデータを駆動します。rx_in[1]は、rx_outの次の<J>ビットにデータを駆動します。

rx_inclock 入力 1

LVDSリファレンス入力クロックです。

パラメータ・エディタが、データ・レートおよびリファレンス・クロック周波数の選択に基づいて適切なPLL逓倍係数を自動的に選択します。

rx_coreclk 入力 <n>

LVDSリファレンス入力クロックです。

  • ペリフェラル以外のクロックをPLLから置き換える
  • 各チャネル向けに1クロック
rx_locked 出力 1

以下のLVDS PLLステータスを提供します。

  • PLLが入力リファレンス・クロックにロックされている際にHighを保つ
  • PLLがロックに失敗すると、Lowを保つ
rx_out 出力 <m>

レシーバのパラレル・データ出力です。

チャネルあたりのデータ・バス幅は、デシリアライゼーション・ファクタ(DF)と同じです。

rx_outclock 出力 1

レシーバPLLからのパラレル出力クロックです。

  • この信号は、Use external PLLパラメータ設定がオンの場合には使用できない
  • FPGAファブリック – レシーバ・インタフェース間のクロックは、ALTPLLパラメータ・エディタでインスタンス化されるPLLにより駆動される必要がある
rx_data_align 入力 1

バイト・アライメント回路を制御します。

この信号をレジスタに格納する際に、rx_outclock信号を使用できます。

rx_data_align_reset 入力 1

バイト・アライメント回路をリセットします。

以下の場合にrx_data_align_reset入力信号を使用します。

  • デバイス動作中にPLLをリセットする必要がある
  • ワード・アライメントを回復する必要がある
rx_channel_data_align 入力 <n>

バイト・アライメント回路を制御します。

rx_cda_reset 入力 <n>

データ・リアライメント回路の非同期リセットです。この信号は、データ・リアライメント・ブロックをリセットします。

このリセットの最小パルス幅要件は、パラレル・クロックで1サイクルです。