インテルのみ表示可能 — GUID: sam1397719749501
Ixiasoft
6.1. ガイドライン:信号品質の向上
信号品質を向上させるには、ボード・デザインに関する以下のガイドラインに従ってください。
- コントロール対象の差動インピーダンスに基づいたボード・デザインを作成します。トレース幅、トレース厚、2 つの差動トレース間の距離などのすべてのパラメータを計算および比較します。
- 差動 I/O 規格ペアのトレース間の距離は可能な限り等しく保ちます。 トレース・ペアを互いに近付けてルーティングすると、コモン・モード・リジェクション比 (CMRR) が最大化されます。
- シグナル・インテグリティの問題を限定するために、トレースはできるだけ短く保ちます。トレースが長くなればなるほど、インダクタンスとキャパシタンスが増加します。
- 終端抵抗はできるだけレシーバ入力ピンの近くに配置します。
- 表面実装部品を使用します。
- ボード・トレースが直角にならないようにします。
- 高性能コネクタを使用します。
- トレース・インピーダンスがコネクタと終端のインピーダンスに一致するように、バックプレーンとカード・トレースを設計します。
- 両方の信号トレースのビア数を等しく保ちます。
- 信号間のスキューを避けるため、等しいトレース長を作成します。トレース長が等しくない場合、トランスミッタのチャネル間スキュー (TCCS) 値が増加するので、クロス・ポイントが誤った場所に置かれ、システム・マージンが減少します。
- 不連続性の原因となるので、ビアを制限します。
- ノイズ・カップリングの可能性を排除するために、トグルするシングル・エンド I/O信号は差動信号から離しておきます。
- シングル・エンド I/O クロック信号を差動信号に隣接するレイヤにルーティングしないようにします。
- システムレベル信号を解析します。