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6.4. ガイドライン:ボードレベル・シミュレーションの実行
システム要件を決定し、ボード・デザイン制約を確定させた後に、EDA(Electronic Design Automation)シミュレーション・ツールを使用してボードレベルのシミュレーションを行います。シミュレーションにはFPGAのIBISまたはHSPICEモデルとターゲットLVDSデバイスを使用します。
ボードレベルのシミュレーションにより、データ・ウィンドウがLVDSレシーバの入力仕様に(電気的に、またタイミングの面で)準拠しているかの判断ができ、最適なボード・セットアップが可能になります。
真のLVDS出力バッファにプログラマブル・プリエンファシス機能を使用すれば、例えば周波数に依存する伝送線路の減衰を補償することが可能となります。この機能により、遠端の、特に長い伝送経路上のレシーバで、データ・アイの開口を最大限に広げることができます。