Eタイル ハードIPユーザーガイド: イーサネット インテルFPGA IP向けEタイル ハードIPおよび EタイルCPRI PHYインテルFPGA IP

ID 683468
日付 5/17/2019
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ドキュメント目次

3.11.1. PHYレジスター

表 89.  PHYレジスター
アドレス ビット パラメーター名 説明 アクセス リセット
0x310 5 set_data_lock データロックの設定

1 : PLLをデータに強制的にロックします。

RW 0x0
4 set_ref_lock refロックの設定

1 : PLLをリファレンスに強制的にロックします

RW 0x0
2 soft_rx_rst ソフトRXPリセット

1 : RX PCSおよびRX MACをリセットします。

RW 0x0
1 soft_tx_rst ソフトTXPリセット

1 : TX PCSおよびTX MACをリセットします。

RW 0x0
0 eio_sys_rst イーサネットIOシステムリセット

1 : IPコア (TXおよびRX MAC、イーサネット・リコンフィグレーション・レジスター、PCS、およびトランシーバー) をリセットします。

RW 0x0
0x321 3:0 eio_freq_lock クロック・データ・リカバリー (CDR) PLLロック

1 : 対応する物理レーンのCDRは、10Gおよび25Gリンクのリファレンスにロックされています。

RO 0x0
0x30E 9 use_aligner RX PCSアラインメントの使用

1 : RX PCSのアライナーがオンのとき着信データを調整します。

0 : RX PCSでは、整列データの受信を予想し、その内部アラインメント・ロジックはバイパスされます。

  • 電源投入後、このレジスターはデフォルト値の0になります。
  • i_csr_rst_n の後、このレジスターは Select Ethernet IP Layers パラメーターに応じて設定されます。
  • RS-FECを含むすべてのモードで、このレジスターの設定は0になっています。
  • RS-FECを含まないすべてのモードで、このレジスターの設定は1になっています。
RW 0x0
0x322 0 tx_pcs_ready TX ready

1 : TXデータパスはリセットから復帰し、安定状態であり、readyです。

RO 0x0
0x323 19:0 frmerr フレームエラー検出

1 : 対応するレーンでフレームエラーが検出されました。

  • シングルレーンの場合、ビット0のみが使用されます。
  • このビットはスティッキーであり、 sclr_frame_error をアサートしてクリアする必要があります。
RO 0x0
0x324 0 clr_frmerr PHYフレームエラーをクリアします。

1 : すべてのスティッキー・フレーム・エラー・ビットを0に戻します。

RW 0x0
0x325 19 rx_pcs_in_rst RX PCSのリセット

1: RX PCSをリセットします。

  • 電源投入後および i_csr_rst_n がアサートされた後、デフォルト値の0になります。
RW 0x1
17 tx_pcs_in_rst TX PCSのリセット

1 : TX PCSをリセットします。

  • 電源投入後および i_csr_rst_n がアサートされた後、デフォルト値の0になります。
RW 0x1
14 force_hip_ready ハードIPレディのオーバーライド

1 : ハードIPレディのすべての条件が満たされていない場合でも、 force_hip_ready をアサートします。

  • force_hip_ready の条件の1つは、コンフィグレーション読み込みの完了であることに注意してください。コンフィグレーション・ロジックに問題がある場合、 force_hip_ready が有効にならない場合があります。
  • この機能は、テストとデバッグにのみ提供されています。
  • 電源投入後および i_csr_rst_n がアサートされた後、デフォルト値の0になります。
RW 0x0
2 trst TXデータパスリセット

1 : TX PLD、TX MAC、およびTX PCSを含む、TXデータパスをリセット状態で保持します。

  • i_tx_rst_n ポートと同じ機能を実行します。
  • このリセットがアクティブである間、 o_tx_rst がアサートされます
  • TX MAC統計をリセットしません。
  • リセットのアサートとディアサートの間隔を空けて、消費電力の急激な変化を防いでください。
  • 電源投入後および i_csr_rst_n がアサートされた後、デフォルト値の0になります。
RW 0x0
0 rrst RXデータパスリセット

1 : RX PLD、RX MAC、およびRX PCSを含む、RXデータパスをリセット状態で保持します。

  • i_rx_rst_n ポートと同じ機能を実行します。
  • このリセットがアクティブである間、 o_rx_rst がアサートされます。
  • RX MAC統計をリセットしません。
  • リセットのアサートとディアサートの間隔を空けて、消費電力の急激な変化を防いでください。
  • 電源投入後、デフォルト値の1になります。
  • 電源投入および i_csr_rst_n のアサート後にデフォルト値の0になります。
RW 0x0
0x326 1 hi_ber Hi-BER

1 : 1つ以上の仮想レーンがHi-BER状態です。

RO 0x0
0 rx_aligned RX PCSの完全な整列

1:RX PCSは完全に整列しており、データのデコード開始の準備ができています。

RO 0x0
0x32A 31:0 count BERカウント
  • 32ビットカウント。コアが BER_BAS_SH 状態になるたびに増加します。
  • 最大カウントに達するとロールオーバーします。
  • チャネルのリセット時にクリアされます。
  • スナップショットまたはRXシャドウ要求を使用してキャプチャできます。
RO 0x0
0x32B 19:16 ehip_rx_transfer_ready EHIP/ELANE RXチャネル転送Readyステータス

1 : transfer_ready は1です。

RO 0x0
3:0 ehip_tx_transfer_ready EHIP/ELANE TXチャネル転送Readyステータス

1 : transfer_ready は1です。

RO 0x0
0x341 31:0 khz_rx 回復クロック周波数

回復クロック周波数/100 (KHz)

RO 0x0
0x342 31:0 khz_tx TXクロック周波数

TXクロック周波数/100 (KHz)

RO 0x0
0x351 24 err_tx_avst_fifo_overflow TX AVST FIFOオーバーフロー
  • FIFOがフルの間に書き込まれたことを示します。
  • オーバーフローは発生しません。発生した場合は、 i_valid の駆動方法に問題があることを示しています。
  • このビットは、アサートされると、 i_clear_internal_error ポートがアサートされてクリアされるまで値を保持します。
  • このビットのポーリングは必要ありません。この信号がHighになると o_internal_err がアサートされます。
RO 0x0
23 err_tx_avst_fifo_empty TX AVST FIFOが予期せず空になりました
  • TX FIFOが空になるとアサートします (読み出しイネーブルには無関係)。
  • MACモードの場合は適用しません。
  • オーバーフローは発生しません。発生した場合は、 i_valid の駆動方法に問題があることを示しています。
RO 0x1
22 err_tx_avst_fifo_underflow TX AVST FIFOアンダーフロー
  • 定常状態の読み出しが確立された後、空のときにFIFOが読み出されたことを示します。
  • アンダーフローは発生しません。発生した場合は、 i_valid の駆動方法に問題があることを示しています。
  • このビットは、アサートされると、 i_clear_internal_error ポートがアサートされるか、TXデータパスがリセットされるまで値を保持します。
  • このビットのポーリングは必要ありません。この信号がHighになると o_internal_err がアサートされます。
RO 0x0
0x360 20 use_hi_ber_monitor Hi-BERモニターのイネーブル

0 : Hi-BERモニターをオフにします。

1 : Hi-BERモニターをオンにします。
  • Hi-BERモニターは、デフォルトでオンになっています。これは、標準コンプライアンスに使用されるためです。
  • Hi-BERは、オートネゴシエーションをサポートするために必要であり、通常、不十分なリンク状態を報告するために使用されます。
  • Hi-BERモニターがオンの場合、Hi-BER状態が検出されると、PCSによって受信データがLocal Faultブロックに置き換えられます。
  • Hi-BERモニターをディスエーブルするのは、RXデータのモニターが、Hi-BER状態中に必要な場合です。
  • 電源投入時、このレジスターはデフォルト値の0になります。
  • i_csr_rst_n がアサートされた後、レジスターは、 hi_ber_monitor モジュール・パラメーターで指定された値に設定されます。
RW 0x0
0x37A 20:0 cycles BER測定のタイマーウィンドウ

クロックサイクルでBER測定のタイマーウィンドウを設定します。

Ethernet Standard (IEEE 802.3) では、各レートのHi-BER測定に必要な時間を定義しています。この時間は、クロックサイクルに変換する必要があります。精度は、指定時間の +1%から -25%以内で行ってください。
注: 使用しているクロックレートが、サイクルカウントの計算に使用するクロックレートと異なる場合は、サイクルカウントを基準化する必要があります。
  • 100GBASE-R4: 21'd201415 (Clause 82、402.3 MHzの時0.5ms +1%、-25%)
  • 25GBASE-R1: 21'd806451 (Clause 107、402.3 MHzの時2.0 ms +1%, -25%)
  • 10GBASE-R1: 21'd20141 (Clause 49、161.13 MHzの時0.125ms +1%、-25%)
  • 10GBASE-R1: 21'd50403 (Clause 49、402.83 MHzの時0.125ms +1%、-25%)

RX PCSのリセットが、この値の変更後に必要です。

RW 0x312C7
0x37B 6:0 count Hi-BERフレームエラー

hi_ber をトリガーするBERカウントを設定します。

Ethernet Standard (IEEE 802.3) では、 ber_invalid_count をレートに基づいて適正に定義しています。
  • 100GBASE-R4: 7'd97 (Clause 82)
  • 25GBASE-R1: 7'd97 (Clause 107)
  • 10GBASE-R1: 7'd16 (Clause 49)

RX PCSのリセットが、この値の変更後に必要です。

RW 0x61
0x37C 31:0 count エラーブロックのカウント
  • RX PCSデコーダーによって生成されたエラーブロック数をカウントします。
  • RX PCSデコーダーが使用され、アラインメントが達成された場合にのみ有効です。
  • エラーブロックは、リモートリンクから受信する場合と、Ethernet Standard 64B66Bエンコーディング仕様の違反によって生成される場合があります。
  • カウンター幅は32ビットで、最大カウントに達するとロールオーバーします。
  • カウンターがリセットされるのは、RXデータパスまたはRX PCSがリセットされた場合です。
RO 0x0