High Bandwidth Memory (HBM2) Interface Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683189
日付 10/05/2020
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ドキュメント目次

6.2.1. クロック信号

図 16. HBM2 IPのクロッキングおよびリセット図
表 17.  クロック信号
信号 入力/出力 説明
ext_core_clk 入力 コアクロックです。ユーザーがインスタンス化したI/O PLLの出力です。HBM2 IPでは、ext_core_clkの生成に必要なI/O PLLのインスタンス化はしません。

コアクロック周波数がHBM2インターフェイス周波数の半分である場合、コアI/O PLLを駆動するリファレンス・クロックの供給元のオシレーターは、特定のHBM2インターフェイスのボード上のUIB PLLリファレンス・クロックを供給するオシレーターと同じである必要があります。このガイドラインに従わないと、キャリブレーションが正常に完了しない可能性があります。

ext_core_clk_locked 入力 ext_core_clkを駆動するI/O PLLのLOCKEDステータスです。ext_core_clkが安定していることを示します。このI/O PLLによってLOCKEDステータスの達成がデバイス・コンフィグレーションの1ms以内にされると、キャリブレーションが正常に行われます。ext_core_clkを駆動するI/O PLLのリセットは、キャリブレーションの完了後にはできません。
pll_ref_clk 入力 UIB PLLのLVDSリファレンス・クロック入力です。このリファレンス・クロックの提供には、 インテル® Stratix® 10デバイスにある専用UIB_PLL_REF_CLK_p/nピンを使用してください。内部I/O PLLは使用できません。pll_ref_clkは、デバイスの電源投入時に安定状態を保ち、フリーランニングにして、コンフィグレーションを正常に行ってください。このクロックの供給方法については、 インテル® Stratix® 10ピン接続ガイドラインを参照してください。
wmc_clk_x_clk 出力

UIBからのコアクロック出力フィードバックです。提供されるext_core_clkに基づきます。HBM2 Channelごとに1つです。 (x で表示)。

インテル® では、このクロックを使用して、ユーザー・インターフェイスによる対応するチャネルのAXIインターフェイスの駆動を行うことを推奨しています。

phy_clk_x_clk 出力 UIB PHY clk出力。サポートされていません。接続しないでください。この信号は、プラットフォーム・デザイナーでは phy_clk_x コンジットとして表示されます。

HBM2インターフェイスの信頼性の高いキャリブレーションに関するクロッキングの推奨事項

HBM2インターフェイスの信頼性の高いキャリブレーションについては、次のクロック・ガイドラインに従ってください。

  • UIB PLLリファレンス・クロック (HBM2インターフェイスごとに1つ) の提供は、外部クロックソースを介して行う必要があります。コンフィグレーション前は安定してフリーランニングであり、その後は安定している必要があります。
  • コアクロック (ext_core_clk) を駆動するI/O PLLは、デバイス・コンフィグレーションから1ミリ秒以内にLOCKED状態を達成する必要があります。このI/O PLLは、インターフェイスがキャリブレーションされるとリセットできません。
  • 特定のHBM2インターフェイスについて、 インテル® では、同じクロックソースからI/O PLLとUIB PLLの両方のリファレンス・クロックを提供することをお勧めします。