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4.3.10.4.3. Nios II 密結合メモリの使用に関するチュートリアル
システムは TCM を使用して、特定のコードまたはデータ セクションにアクセスする際のパフォーマンスを最大化できます。たとえば、割り込みを多用するアプリケーションは、例外ハンドラー コードを TCM に配置して、割り込み遅延を最小限に抑えることができます。同様に、計算集約型のデジタル信号処理 (DSP) アプリケーションは、データ バッファーを TCM に配置して、可能な限り高速なデータ アクセスを実現できます。
TCM を使用して次の 1 つ以上の関数またはモジュールを実装し、システムのパフォーマンスを向上させることができます。
- アービトレーション遅延のない一定のアクセス時間。
- 割り込み処理中にのみ使用する別個の例外スタック。
- 迅速なデータ取得
- コードの高速セクション:
- 高速割り込みハンドラ
- クリティカルループ
アプリケーションのメモリ要件が完全にオンチップに収まるほど十分小さい場合は、コードとデータ専用に密結合メモリを使用することが可能です。大規模なアプリケーションでは、コストとパフォーマンスのトレードオフを最大化するために、密結合メモリに何を含めるかを選択する必要があります。
DMAを使用している際は、次の点を考慮します。
- キャッシュによる高速化と TCM による高速化のバランスをとってください。
- TCM とキャッシュの最適な組み合わせを実現するために、オンチップ メモリ リソースを公平に分割します。
- TCM 内に情報 (コードまたはデータ) を配置すると、キャッシュのフラッシュ、ロード、無効化などのキャッシュのオーバーヘッドが排除されます。
注: 接続できます Nios® V プロセッサ データ マネージャーから TCM 下位ポートに指示します。のように Nios® II プロセッサの場合、命令 TCM はメモリ デバッグのためにプロセッサのデータ領域にマップできます。