Nios® Vプロセッサー・リファレンス・マニュアル

ID 683632
日付 12/11/2023
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ドキュメント目次

4.3.11.4. デバッグモードの抽象コマンド

Nios® V/g プロセッサは Access Register 抽象コマンドを実装します。 Access Register コマンドを使用すると、GPR、CSR、FP レジスタ、プログラム カウンターなどのプロセッサ レジスタへの読み取り/書き込みアクセスが可能になります。アクセス レジスタを使用すると、プログラム バッファからのプログラムの実行も可能になります。デバッガは、抽象コマンド (指示) アクセス レジスタ コマンド エンコーディングを使用して登録します。

表 91.  アクセスレジスタコマンドエンコーディング
ビットフィールド
31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16
cmdtype 0 aarsize aarpostincrement postexec transfer write
15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0
regno
表 92.  CWフィールドの説明
フィールド 役割
cmdtype コマンドの種類を決定する

0 : アクセスレジスタコマンドを示します。

アールサイズ レジスタアクセスのサイズを指定します

2: レジスタの下位 32 ビットにアクセス

3: レジスタの下位 64 ビットにアクセス

4: レジスタの下位 128 ビットにアクセス

アーポストインクリメント 0: 影響なし

1: レジスタへのアクセスが成功すると、regno がインクリメントされます。

実行後

0: 影響なし

1: プログラムバッファ内のプログラムを実行
Transfers

書き込みフィールドと連動して動作します。

0: 書き込みフィールドの値を無視します。

1: 書き込みフィールドで指定された動作を実行します。
write

0: レジスタからデータをコピー

1:データをコピーして登録する
レグノ アクセスするアドレスを登録します。
注: Nios® V/g ハードウェア スレッドが停止していない場合、プロセッサは抽象コマンドをサポートしません。
表 93.  未実装コマンドに対するソフトウェアの応答
分野
cmderr[10:8] 0 エラーなし
1 忙しい
2 コマンドはサポートされていません
3 例外 - プログラムバッファ命令から
4 ハートが利用できないか、コマンドを実行するための正しい状態ではないため、コマンドは実行されませんでした。
5 バスエラーにより抽象コマンドが失敗しました
6 RSVD
7 他の理由でコマンドが失敗しました。
デバッグ モジュールには、抽象コントロールおよびステータス CSR が含まれています。 cmderr 分野。の cmderr フィールドは、実行されている抽象コマンドの現在の状態を表します。もし cmderr フィールドがゼロ以外の場合は、 指示 レジスタは無視されます。クリアするには cmderr フィールドに、フィールド内のすべてのビットに 1 を書き込みます。
図 11. デバッグモジュールインターフェース信号

Avalon®メモリーマップド・インターフェイス デバッグ モジュールがイニシエーター、コアがレスポンダーとなるリクエスト/レスポンス バスを使用してレジスタ アクセスを実装します。アドレス バスはレジスタ ID を伝送します。