Nios® Vプロセッサー・リファレンス・マニュアル

ID 683632
日付 12/11/2023
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ドキュメント目次

4.3.10.3. キャッシュメモリー

Nios® V/gプロセッサーのアーキテクチャーでのキャッシュメモリーのサポートは、命令マネージャー・ポート (命令キャッシュ) とデータ・マネージャー・ポート (データキャッシュ) の両方で対応しています。キャッシュメモリーにより、プログラムやデータの格納にSDRAMなどの低速オフチップメモリーを使用する Nios® V/gプロセッサー・システムの平均メモリーアクセス時間が短縮されます。

プロセッサー・コアは、32ビットAXI-4インターフェイスを介してキャッシュに接続します。そのため、バーストがイネーブルされます。命令キャッシュとデータキャッシュは、実行時に常にイネーブルされます。しかし、ソフトウェアによりデータキャッシュをバイパスして、ペリフェラルのアクセスによってキャッシュされたデータが返されないようにすることができます。ソフトウェアはキャッシュ管理とキャッシュ一貫性を処理します。 Nios® V/g命令セットには、キャッシュ管理の命令が用意されています。

表 80.  キャッシュ・バイト・アドレス・フィールド
ビットフィールド
31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16
tag
15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0
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