Nios® Vプロセッサー・リファレンス・マニュアル

ID 683632
日付 12/11/2023
Public
ドキュメント目次

4.3.11.1. デバッグモード

RISC-V アーキテクチャ仕様で指定されているように、次の方法でデバッグ モードに入ることができます。

  1. デバッグモジュールからの停止
  2. ソフトウェア・ブレークポイント
  3. Trigger
デバッグモードに入ると、 Nios® V プロセッサは W ステージで命令を完了します。優先順位に従って、M ステージ、E ステージ、D ステージ、または F ステージの命令が割り込みを受け取ります。
  • 有効な命令がある場合、プログラム カウンタはデバッグ プログラム カウンタに書き込みます。 .dpc

  • M ステージの命令が有効でない場合は、E ステージの命令が割り込みを受け取ります。

  • パイプラインに有効な命令がない場合、次の命令のプログラム カウンターがデバッグ プログラム カウンターに書き込みます。 .dpc

注: 分岐の場合、次のプログラム カウンタは、分岐が成立したか否か、および分岐予測 (存在する場合) が正しかったかどうかによって異なります。
デバッグ モジュールはハードウェア スレッド (Hart) を選択します。これは、次のいずれかの状態になります。
  1. 存在しない: デバッグ モジュールは存在しないハートをプローブします。
  2. 使用不可: リセットまたは一時的なシャットダウン。
  3. 実行中: デバッグ以外の通常の操作。
  4. 停止: デバッグ モードの場合、Hart は停止していると言われます。
図 10. デバッグモジュールのブロック図