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4.3.10.4.2. 密結合メモリーへのアクセス
プロセッサコアからのアクセス
TCM が存在する場合、 Nios® V/g プロセッサ コアはアドレスを内部でデコードし、要求されたアドレスが TCM 内に存在するかどうかを判断します。アドレスが TCM に存在する場合、プロセッサ コアは命令 TCM から命令をフェッチするか、データ TCM からデータをロードします。ソフトウェアは、通常のロードおよびストア命令を使用して TCM にアクセスします。ソフトウェアの観点から見ると、TCM へのアクセスには他のメモリと比べて違いはありません。
TCM にアクセスすると、キャッシュ メモリがバイパスされます。プロセッサ コアは、TCM のアドレス スパンに対してキャッシュが存在しないかのように機能します。キャッシュを管理する命令は、たとえその命令が TCM 内のアドレスを指定していても、TCM には影響しません。
外部 AXI4-Lite Manager からのアクセス
外部 AXI4-Lite マネージャーは、TCM の AXI4-Lite インターフェイスに接続されている場合、システム内の RAM として任意の TCM にアクセスできます。 TCM はデュアル ポート アクセスをサポートしており、これにより 2 つのホスト (プロセッサ コアと外部 AXI4-Lite マネージャー) がメモリに同時にアクセスできます。
TCM メモリにアクセスできます。 Nios® V マルチコア システムのプロセッサ コア (コア 1) を別のコア (コア 2) から分離します。このセットアップでは、Core 2 が外部 AXI4-Lite Manager として機能します。この機能を有効にするには、コア 2 のデータ バスをコア 1 の TCM AXI4-Lite 下位ポートに接続します。