Nios® Vプロセッサー・リファレンス・マニュアル

ID 683632
日付 12/11/2023
Public
ドキュメント目次

3.3.3. リセット信号とデバッグ信号

表 29.  リセット信号とデバッグ信号
Interface 説明
reset Reset グローバル・ハードウェア・リセット入力信号です。これにより、 Nios® Vプロセッサーを即時リセットします。
dbg_reset_out Reset

オプションのリセット出力信号です。これは、Enable DebugEnable Reset from Debug Moduleの両方のパラメーターをイネーブルした後に表示されます。

  • このリセット出力信号は、JTAGデバッガーまたはniosv-download -r コマンドによってトリガーされます。
  • このリセット出力信号は、次の入力信号に接続できます。
    • ndm_reset_in 入力に接続して、コアとタイマーモジュールをリセットします。
    • 必要に応じて他のコンポーネントのリセット入力信号に接続します。
ndm_reset_in Reset

オプションのリセット出力信号です。これは、Enable DebugEnable Reset from Debug Moduleの両方のパラメーターをイネーブルした後に表示されます。

  • この信号を使用して、リセット・コントローラーをトリガーし、コアおよびタイマーモジュールをリセットできます。
  • リセット・コントローラーによりリセット (ハードリセット) とndm_reset_in 信号を同期させます。
cpu_resetreq コンジット オプションのローカル・リセット・ポートです。これは、 Add Reset Request Interfaceパラメーターをイネーブルした後に表示されます。resetreq 信号と出力 ack 信号で構成され、 Nios® Vプロセッサー・システム内の他のコンポーネントに影響を与えることなく Nios® Vプロセッサーをリセットするトリガーとなります。
  • Nios® Vプロセッサー・コアにリセットを要求するには、resetreq 信号をアサートします。
  • resetreq 信号のアサート状態は、プロセッサーによって ack 信号がアサートされるまで保ってください。信号のアサート状態が保たれないと、プロセッサーが非決定的ステートになることがあります。
  • デバッグモードでの resetreq 信号のアサートによってプロセッサーのステートに影響を与えることはありません。
  • Nios® Vプロセッサーでは、ack 信号をアサートすることでリセットの成功を応答します。
  • プロセッサーが正常にリセットされた後、ack信号のアサートは、resetreq 信号がデアサートされるまで、定期的に複数回発生することがあります。
図 5.  Nios® V/mプロセッサーのリセット・ネットワーク