インテル® Stratix® 10デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683738
日付 6/30/2020
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ドキュメント目次

デザイン仕様

表 2.  デザイン仕様のチェックリスト
番号 チェック欄 チェック項目
1   必要に応じて、詳細なデザイン仕様およびテストプランを作成します。
2   クロックリソースおよびI/Oインターフェイスのプランニングをブロック図を使用して早期に行います。

システムを定義する詳細なデザイン仕様を作成してからロジックデザインを作成するか、もしくはシステムデザインを完了します。そのために次を実行します。

  • FPGA用I/Oインターフェイスの指定
  • 異なるクロックドメインの特定
  • デザインの基本機能のブロック図を含める
  • 知的財産 (IP) ブロックを含める
    注: これらの仕様を作成することによりデザイン効率が向上します。しかし、この段階は、FPGAの設計者によって省略されることがよくあります。
  • 機能検証および機能テストのプランの作成
  • 共通のデザイン・ディレクトリー構造の検討

機能検証プランを作成し、システムを検証する方法をチームが確実に把握できるようにします。テストプランをこの段階で作成することは、テスト性と製造性のあるデザインにも役立ちます。例えば、Built In Self Test (BIST) 機能を実行してインターフェイスを駆動する場合、 Nios® プロセッサーをFPGAデバイスに搭載したUARTインターフェイスを使用します。すべてのデザイン・インターフェイスを検証する機能が必要になる場合があります。

デザインに複数の設計者が関わっている場合は、共通のデザイン・ディレクトリー構造を検討すると便利です。これにより、デザインの統合段階が容易になります。