Low Latency Ethernet 10G MAC Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683426
日付 8/23/2021
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ドキュメント目次

4.9. XGMIIエラー処理 (リンク障害)

LL Ethernet 10G MACでは、リンク障害の生成と検出をサポートしています。

MAC RXがローカル障害を受信すると、MAC TXはXGMIIでリモート障害ステータス (0x0200009c) の送信を開始します。その時点でパケット送信が進行中であった場合、障害状態が終了するまで、リモート障害バイトがパケットバイトをオーバーライトします。

MAC RXがリモート障害を受信すると、MAC TXではXGMIIでIDLEバイト (0x07070707) の送信を開始します。その時点でパケット送信が進行中であった場合、障害状態が終了するまで、IDLEバイトがパケットバイトをオーバーライドします。

MACでは、クライアントとリモートパートナーの両方が127を超えるカラムで有効なデータを受信した場合、リンク障害状態が終了したと見なします。

図 28. 障害シグナリング


図 29. リモート障害信号を送信するXGMII TXインターフェイス図で示しているのは、リモート障害信号を送信するXGMII TXインターフェイスのタイミングです。

MAC RXのみのバリエーションをインスタンス化する場合は、対応するRXクライアント・ロジックに link_fault_status_xgmii_rx_data 信号を接続して、リンク障害を処理します。同様に、MAC TXのみのバリエーションをインスタンス化する場合は、対応するTXクライアント・ロジックに link_fault_status_xgmii_tx_data 信号を接続します。