Low Latency Ethernet 10G MAC Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683426
日付 8/23/2021
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ドキュメント目次

1.1. 機能

このインテルFPGA IPコアのデザインは、IEEEウェブサイト (www.ieee.org) で入手可能なIEEE 802.3–2008 Ethernet Standardに準拠しています。すべてのLL 10GbE Intel® FPGA IPコアのバリエーションにはMACのみが含まれ、全二重モードになっています。これらのインテルFPGA IPコアのバリエーションには、次の機能があります。

  • MACの機能
    • 8つの動作モードの全二重MAC: 10G、1G/10G、1G/2.5G、1G/2.5G/10G、10M/100M/1G/2.5G/5G/10G (USXGMII)、10M/100M/1G/10G、10M/100M/1G/2.5G、および10M/100M/1G/2.5G/10G
    • 選択した動作モードの3つのバリエーション: MAC TXのみのブロック、MAC RXのみのブロック、およびMAC TXとMAC RXの両方のブロック
    • TXとRXデータパスの10GBASE-Rレジスターモード。これにより、レイテンシーを低減できます。
    • プログラム可能なプロミスキャス (トランスペアレント) モード
    • IEEE 802.3 (Clause 66) で指定された単方向機能
    • プログラム可能な一時停止クォンタムを備えた優先順位ベースのフロー制御 (PFC)。PFCは、2から8つのプライオリティー・キューをサポートします。
  • インターフェイス
    • クライアント側 - 32ビットの Avalon® Streamingインターフェイス
    • 管理 - 32ビットの Avalon® Memory-Mappedインターフェイス
    • PHY側 - 10 GbEの場合は32ビットXGMII、2.5 GbEの場合は16ビットGMII、1 GbEの場合は8ビットGMII、または10M/100Mの場合は4ビットMII
  • フレーム構造制御機能
    • 仮想ローカル・エリア・ネットワーク (VLAN) およびスタックVLANタグ付きフレームのデコーディング (タイプ'h8100)
    • TXデータパス上での巡回冗長コード (CRC)-32の演算と挿入。RXデータパス上でのCRCチェックと転送のオプション
    • LANアプリケーション用の平均パケット間ギャップ (IPG) でパフォーマンスを最適化するための不足アイドルカウンター (DIC)
    • プログラマブルIPGのサポート
    • 一時停止フレームを使用したイーサネット・フロー・コントロール
    • 最大64Kバイト (KB) のTXとRXデータフレームのプログラム可能な最大長
    • TXとRXデータパス上のプリアンブル・パススルー・モード。これにより、クライアント・フレームでユーザー定義のプリアンブルが可能になります。
    • TXデータパス上でのパディング挿入およびRXデータパス上での終端のオプション
  • フレームの監視と統計
    • RXデータパス上でのCRCチェックと転送のオプション
    • TXとRXデータパス上での統計値収集のオプション
  • 次のコンフィグレーション用のIEEE 1588v2規格で指定されているタイムスタンプのオプション
    • 10GBASE-R PHY IPコアを備えた10GbE MAC
    • 1G/10GbE PHY IPコアを備えた1G/10GbE MAC
    • 1G/2.5G Multi-rate Ethernet PHY IPコアを備えた1G/2.5GbE MAC
    • 1G/2.5G/10G (MGBASE-T) Multi-rate Ethernet PHY IPコアを備えた1G/2.5G/10GbE MAC
    • 10M-10GbE PHY IPコアを備えた10M/100M/1G/10GbE MAC
    • 1G/2.5G/5G/10G Multi-rate Ethernet PHY Intel® FPGA IPコアを備えた10M/100M/1G/2.5G/5G/10G (USXGMII) MAC