Low Latency Ethernet 10G MAC Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683426
日付 8/23/2021
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ドキュメント目次

4.2. インターフェイス

表 14.  インターフェイス
インターフェイス 説明
Avalon® Streamingインターフェイス

MACのクライアント側インターフェイスでは、 Avalon® ストリーミング・プロトコルを採用しています。これは、同期ポイントツーポイントの単方向インターフェイスで、データストリームのプロデューサー (ソース) とデータのコンシューマー (シンク) を接続します。このインターフェイスの主なプロパティーは、次の通りです。

  • フレーム転送は、startofpacket および endofpacket 信号によってマークされます。
  • ソースからシンクへの信号は、valid 信号によって限定されます。
  • 現在のパケットをマークするエラーは、パケット終了のサイクルに合わせて調整されます。
  • シンクでは、ソースにバックプレッシャーをかけるために、ready 信号を使用します。

MAC IPコアでは、 Avalon® StreamingインターフェイスはTXデータパスのシンクおよびRXデータパスのソースとして機能します。このインターフェイスでは、パケット、バックプレッシャー、およびエラー検出をサポートします。動作モードに応じて、312.5 MHzまたは156.25 MHzのいずれかで動作します。このインターフェイスのreadyレイテンシーは0です。

Avalon® メモリーマップド制御およびステータス・レジスター・インターフェイス Avalon® メモリーマップド制御およびステータス・レジスター・インターフェイスは、 Avalon® メモリーマップド・スレーブ・ポートです。このインターフェイスでは、コンフィグレーション・レジスターとステータスレジスター、および統計情報カウンターへのアクセスを提供するワード・アドレッシングを使用します。
XGMII 10Gモードでは、MAC IPコアのネットワーク側インターフェイスはXGMIIプロトコルを実装します。コンフィグレーションに応じて、XGMIIは、32ビットまたは64ビットのデータバスおよび、312.5 MHzで動作する4ビットまたは8ビットの制御バスで構成されます。10GBASE-Rレジスターモードがおネーブルになっている場合、このインターフェイスは322.265625 MHzで動作します。データバスでは、最上位バイトが最下位レーンを占めるMACフレームを伝送します。
GMII

1G/10Gおよび10M/100M/1G/10G動作モードでは、MAC IPコアのネットワーク側インターフェイスは8ビット幅のGMIIプロトコルを実装します。このとき、MACは1 Gbpsで動作します。この8ビット・インターフェイスは、125 MHzでギガビット動作をサポートします。

1G/2.5G動作モードでは、MAC IPコアのネットワーク側インターフェイスは16ビット幅のGMIIプロトコルを実装します。この16ビット・インターフェイスは、156.25 MHzで2.5G動作をサポートし、62.5 MHzで1G動作をサポートします。

10M/100M/1G/2.5Gおよび10M/100M/1G/2.5G/10Gバリアントの場合、10M/100M動作モードは16ビット幅のGMIIプロトコルを使用し、TX/RXクロックをイネーブルしてデータレート/10および/100をダウンサンプリングします。MIIインターフェイスは使用不可です。

MII 10Mまたは100Mモードでは、MAC IPコアのネットワーク側インターフェイスはMIIプロトコルを実装します。この4ビットMIIは、125 MHzで10Mbpsおよび100Mbpsの動作をサポートします。この4ビットMIIは、クロックを10 Mbpsの場合は2.5 MHz、100 Mbpsの場合は25 MHzの実効レートに分周するクロックイネーブル信号を備えています。
図 9. インターフェイス信号一部の信号の包含と幅は、選択した動作モードと機能によって異なります。