Low Latency Ethernet 10G MAC Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683426
日付 8/23/2021
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ドキュメント目次

5.5. TX Configuration and Statusレジスター

表 25.  TX Configuration and Statusレジスター
ワードオフセット レジスター名 説明 アクセス HWリセット値
0x0020 tx_packet_control
  • ビット0 - TXパスをコンフィグレーションします。

    0: TXパスをイネーブルします。

    1: TXパスをディスエーブルします。MAC IPコアでは、avalon_st_tx_ready 信号をデアサートすることにより、 Avalon® ストリーミング送信データ・インターフェイスのバックプレッシャーを示します。ディスエーブルすると、IPコアでは新しい一時停止フレームおよびPFCフレームの生成を停止します。

  • ビット31:1 - 予約済み

このレジスターの値は、必要に応じて変更できます。フレームの送信中にTXパスがディスエーブルになっている場合、MAC IPコアはTXパスをディスエーブルする前に送信を完了します。

RW 0x0
0x0022 tx_transfer_status

MACでは次のビットを設定して、TXデータパスのステータスを示します。

  • ビット7:0 - 予約済み
  • ビット8: TXデータパスステータスです。

    0: TXデータパスはアイドル状態です。

    1: TXデータ転送が進行中です。

  • ビット11:9 - 予約済み
  • ビット12: TXデータパスのリセットステータスです。

    0: TXデータパスはリセットされていません。

    1: TXデータパスがリセットされています。

RO 0x0
0x0024 tx_pad_control
  • ビット0 - 送信時にパディング挿入をイネーブルします。

    0: パディング挿入をディスエーブルします。クライアントは、データフレームの長さがIEEE 802.3仕様で要求される最小の長さを満たしていることを確認する必要があります。

    1: パディング挿入をイネーブルします。MAC IPコアは、IEEE 802.3仕様で要求される最小の長さを満たすために、クライアントからのデータフレームにパディングバイトを挿入します。

    パディング挿入がイネーブルになっている場合、tx_crc_control[] を0x3に設定して、CRC挿入をイネーブルする必要があります。

  • ビット31:1 - 予約済み

MAC IPコアの動作をイネーブルする前に、このレジスターをコンフィグレーションしてください。

RW 0x1
0x0026 tx_crc_control
  • ビット0 - 常にこのビットを1に設定します。
  • ビット1 - CRC挿入をコンフィグレーションします。

    0: CRC挿入をディスエーブルします。クライアントはCRCフィールドを提供し、データフレームの長さが要求される最小の長さを満たしていることを確認する必要があります。

    1: CRC挿入をイネーブルします。MAC IPコアではCRCフィールドを計算し、それをデータフレームに挿入します。

  • ビット31:2 - 予約済み

MAC IPコアの動作をイネーブルする前に、このレジスターをコンフィグレーションしてください。

RW 0x3
0x0028 tx_preamble_control 7
  • ビット0: 送信時にプリアンブル・パススルー・モードをコンフィグレーションします。

    0: プリアンブル・パススルーをディスエーブルします。MAC IPコアは、IEEE 802.3仕様で指定されている標準プリアンブルをデータフレームに挿入します。

    1: プリアンブル・パススルーをイネーブルします。MAC IPコアは、クライアントからのデータフレームの最初の8バイトをカスタム・プリアンブルとして識別します。

  • ビット31:1 - 予約済み

MAC IPコアの動作をイネーブルする前に、このレジスターをコンフィグレーションしてください。

RW 0x0
0x002A tx_src_addr_override
  • ビット0: 送信元アドレスのオーバーライドをコンフィグレーションします。

    0: 送信元アドレスのオーバーライドをディスエーブルします。クライアントは、送信元アドレスフィールドに有効なアドレスを入力する必要があります。

    1: 送信元アドレスのオーバーライドをイネーブルします。MAC IPコアは、データフレームの送信元アドレスフィールドを、tx_primary_mac_addr0 レジスターおよび tx_primary_mac_addr1 レジスターで指定されたプライマーリMACアドレスで上書きします。

  • ビット31:1 - 予約済み

MAC IPコアの動作をイネーブルする前に、このレジスターをコンフィグレーションしてください。

RW 0x0
0x002C tx_frame_maxlength
  • ビット15:0 - 最大許容フレーム長を指定します。MAC IPコアは、統計情報を収集する目的でのみこのレジスターを使用します。クライアントからのデータフレームの長さがこの値を超えると、MAC IPコアは avalon_st_txstatus_error[1] 信号をアサートして、フレームにオーバーサイズのフラグを立てます。その後、MAC IPコアは、送信データパスを介してオーバーサイズ・フレームをそのまま転送します。
  • ビット31:16 - 予約済み

MAC IPコアの動作をイネーブルする前に、このレジスターをコンフィグレーションしてください。

RW 0x5EE (1518)
0x002D tx_vlan_detection
  • ビット0: TX VLAN検出をディスエーブルします。

    0: MACはVLANおよびスタックVLANフレームを検出します。

    1: MACはVLANおよびスタックVLANフレームを検出しません。受信すると、MACはそれらを基本フレームとして扱い、それらのタグをペイロードバイトと見なします。

  • ビット31:1 - 予約済み
RW 0x0

0x002E

0x081E

tx_ipg_10g
  • ビット0: このビットを使用して、10 Gbpsの動作速度の平均IPGを指定します。

    0: 平均IPGを8バイトに設定します。

    1: 平均IPGを12バイトに設定します。

  • ビット31:1 - 予約済み

Unidirectional機能では、8バイトの平均IPGをサポートしていません。

Use legacy Ethernet 10G MAC Avalon memory-mapped interfaceをオンにすると、ワードオフセットは 0x081E になります。それ以外の場合、ワードオフセットは 0x002E です。

RW 0x1

0x002F

0x081F

tx_ipg_10M_100M_1G
  • ビット3:0 - これらのビットを使用して、10 Mbps、100 Mbps、または1 Gbpsの動作速度の平均IPGを指定します。有効な値は8から15バイトの間です。
  • ビット31:4 - 予約済み

Use legacy Ethernet 10G MAC Avalon memory-mapped interfaceをオンにすると、ワードオフセットは 0x081F になります。それ以外の場合、ワードオフセットは 0x002F です。

RW 0x0C
0x003E tx_underflow_counter0

36ビットのエラーカウンターです。TXバッファーのアンダーフローが続く場合に切り捨てられるTXフレームの数を収集します。

  • tx_underflow_counter0: エラーカウンターの下位32ビット
  • tx_underflow_counter1[3:0]: エラーカウンタの上位4ビット
  • tx_underflow_counter1[31:4] - 予約済み

カウンターを読み出すには、下位32ビットを読み出した後、上位4ビットを読み出します。IPコアでは、読み出し後にカウンターをクリアします。

RO 0x0
0x003F tx_underflow_counter1
7 このレジスターは、Enable preamble pass-through modeオプションをオンにした場合にのみ使用されます。使用しない場合は予約済みになっています。