Low Latency Ethernet 10G MAC Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683426
日付 8/23/2021
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ドキュメント目次

4.8.1. 10GBASE-Rレジスターモード

MAC IPコアでは、 インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GX、および インテル® Stratix® 10 Transceiver Native PHY IPコアのプリセット・コンフィグレーションで使用するための機能をサポートしています。このモードで動作している場合、MACとPHYのラウンドトリップ・レイテンシーが140 ns ( インテル® Arria® 10および インテル® Cyclone® 10 GXデバイスの場合) または168 ns ( インテル® Stratix® 10デバイスの場合) に低減し、リソース数とクロック周波数はわずかに増加します。

この機能をイネーブルすると、MAC IPコアは2つの追加信号を実装して、TXおよびRX XGMIIのデータの有効性を判断します。これらの信号、xgmii_tx_valid および xgmii_rx_valid は、MACの実効データレートが10 Gbpsであることを保証します。レジスターモード使用時には、次のガイドラインにも従う必要があります。

  • インテル® Arria® 10および インテル® Cyclone® 10 GXデバイスの場合、選択されるプリセットは10GBASE-R Register Modeです。
  • インテル® Stratix® 10デバイスの場合、選択されるプリセットは10GBASE-R 1588です。
  • PHYは、TXおよびRXパラレルクロックを公開する必要があります。
  • PHYは、レジスターモードのMAC/PHY TX/RXインターフェイスを使用して、データの有効な信号を公開する必要があります。これは、IEEE 1588v2コンフィグレーションの場合と同様です。
  • MACおよびPHYは、322.265625 MHzのパラレルクロック周波数で動作します (PCS/PMA幅は32に等しい)。
図 26.  インテル® Arria® 10および インテル® Cyclone® 10 GXデバイス用の10GBASE-RレジスターモードがイネーブルになっているPHYコンフィグレーション


図 27.  インテル® Stratix® 10デバイス用のIEEE 1588v2がイネーブルになっている10GBASE-R付きのPHYコンフィグレーション