Low Latency Ethernet 10G MAC Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683426
日付 8/23/2021
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ドキュメント目次

4.5.1. XGMIIのカプセル化

MAC RXでは、受信パケットの最初のバイトがレーン0の xgmii_rx_data[7:0] にあることを想定しています。XGMIIに32ビット/64ビットアダプターが存在する場合、受信パケットの最初のバイトはレーン0またはレーン4の xgmii_rx_data[39:32] にある必要があります。受信パケットの前には、アイドルバイトの列またはローカル障害などの順序付きセットも必要です。これらの条件を満たさないパケットは無効であり、MAC RXはそれらをドロップします。

デフォルトでは、MAC RXは、1バイトのSTART、6バイトのプリアンブル、および1バイトのSFDで始まるパケットのみを受け入れます。この条件を満たさないパケットは無効であり、MAC RXはそれらをドロップします。

プリアンブル・パススルー・モード (rx_preamble_control レジスター = 1) をイネーブルした場合、MAC RXでは、1バイトのSTARTで始まるパケットのみをチェックします。このモードでは、MAC RXはSTARTおよびカスタム・プリアンブルの削除はせず、フレームとともにバイトをクライアントに渡します。

パケット・ヘッダー・バイトを正しい順序で調べた後、MAC IPはフレームデータをパケットから取得します。送信先アドレスフィールドから開始するフレームデータが17バイト未満の場合、MAC IPではフレームをドロップする場合とドロップしない場合があります。エラーのあるフレームがドロップされずに転送された場合、フレームをドロップするために、アンダーサイズのエラーが外部ロジックにフラグ付けされます。フレームが17バイトを超える場合、MACはフレームを通常どおり転送し、該当する場合は常にエラーにフラグを立てます。