Low Latency Ethernet 10G MAC Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683426
日付 8/23/2021
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ドキュメント目次

4.6.1.2. 一時停止フレームの送信

次のいずれかの方法を使用して、一時停止フレームの送信をトリガーします。

  • avalon_st_pause_data 信号 (tx_pauseframe_enable[2:1] を0に設定) - この2ビット信号をFIFOバッファーまたはクライアントに接続できます。ビット設定は、次のとおりです。
    • avalon_st_pause_data[1]:1 - XOFF一時停止フレームの送信をトリガーします。
    • avalon_st_pause_data[0]: 1 - XON一時停止フレームの送信をトリガーします。XON一時停止フレームの送信は、XOFF一時停止フレームの後に1回だけトリガーされます。avalon_st_pause_data[0] 信号がアサートされている時間には関係ありません。
    MACによる一時停止フレームの生成時に一時停止フレームの送信がトリガーされた場合、MACは着信要求を無視し、一時停止フレームの生成を完了します。完了時に、avalon_st_pause_data 信号がアサートされたままの場合、MACにより新しい一時停止フレームが生成され、信号がデアサートされるまでそれを継続します。tx_pauseframe_quanta レジスターを使用するために、連続するXOFF要求間のギャップをコンフィグレーションすることもできます。XON一時停止フレームは、MACがXOFF一時停止フレームを生成する場合にのみ生成されます。
  • tx_pauseframe_control レジスター (tx_pauseframe_enable[2:0] を0x1に設定) - ホスト (ソフトウェア) は、このレジスターを設定して、一時停止フレームの送信をトリガーできます。tx_pauseframe_control[1] を1に設定すると、XOFF一時停止フレームの送信がトリガーされます。tx_pauseframe_control[0] を1に設定すると、XON一時停止フレームの送信がトリガーされます。レジスターは、要求が実行された後に自動的にクリアされます。

tx_pauseframe_quanta レジスターで一時停止クォンタムを設定できます。MACでは、XOFF一時停止フレームの一時停止クォンタムフィールドをこのレジスター値に設定します。

注: 新しいレジスターフィールドでは、どの一時停止インターフェイスを有効にするかを決定します。

次の図で示しているのは、XON一時停止フレームの送信です。MACでは、送信先アドレスフィールドをグローバル・マルチキャスト・アドレス01-80-C2-00-00-01 (0x010000c28001) に設定し、送信元アドレスを tx_addrins_macaddr0 レジスターおよび tx_addrins_madaddr1 レジスターでコンフィグレーションされたMACプライマリー・アドレスに設定します。

図 24. XON一時停止フレームの送信