インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザインのコンパイル

ID 683236
日付 6/26/2023
Public
ドキュメント目次

1.7.1. ステップ1: レジスター・リタイミングの実行

レジスターのリタイミングにより、デザインのパフォーマンスを向上させます。これには、レジスターをALMから移動し、 インテル® Stratix® 10およびIntel Agilex® 7デバイスのインターコネクトのHyper-Registerにリタイミングします。

インテル® Stratix® 10またはIntel Agilex® 7デバイスをターゲットにしている場合、フィッターは、配置配線後に Retime ステージを自動的に実行します。もしくは、Compilation Dashboardで個々の Retime ステージを開始または停止します。レジスターのリタイミング実行後に、フィッターレポートを表示して、残りのクリティカル・パスを最適化します。

レジスターのリタイミングを実行するには、次の手順に従います。

  1. Compilation Dashboardで、Retime をクリックします。コンパイラーは、前提条件のステージを自動的に実行し、その後Retimeステージを実行します。
    図 80. Compilation Dashboardのリタイミング・ステージ
  2. レジスター・リタイミング・ステージの結果を確認します。詳細は、ステップ2: リタイミング結果の確認 で説明されています。