インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザインのコンパイル

ID 683236
日付 6/26/2023
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ドキュメント目次

1.7.3.2. HyperFlexの設定

HyperFlex の設定ページでは、Fast Forwardコンパイルで インテル® Hyperflex™ アーキテクチャーの特定のロジック構造結果の解析およびレポート生成を行うかを制御します。このページへのアクセスには、Assignments > Settings > HyperFlex をクリックします。 Run Fast Forward Timing Closure Recommendations during compilation をオンにして、コンパイルフローにおけるFast Forward解析をデフォルトで有効にします。その他の設定にアクセスするには、Advanced Settings をクリックします。
表 22.  HyperFlexの高度な設定
オプション 詳細
Fast Forward Compile Asynchronous Clears 非同期クリア信号を備えるレジスターをFast Forward解析で考慮する方法を指定します。オプションは次のとおりです。
  • Auto - コンパイラーは、Fast Forwardコンパイル時にタイミング・パフォーマンスが制限されるまで、非同期クリアを非同期として識別します。制限された時点で、コンパイラーは非同期クリアを除去として識別します。
  • Preserve - コンパイラーは、Fast Forward解析で非同期クリアの除去や変換を想定しません。
Fast Forward Compile Cut All Clock Transfers Fast Forwardコンパイル解析においてすべてのクロック転送を切断します。
Fast Forward Compile Fully Registered DSP Blocks パフォーマンスを制限するDSPブロックをFast Forward解析で考慮する方法を指定します。このオプションを有効にすると、すべてのDSPブロックが完全にレジスターされるものとして結果が生成されます。
Fast Forward Compile Fully Registered RAM Blocks パフォーマンスを制限するRAMブロックをFast Forward解析で考慮する方法を指定します。このオプションを有効にすると、ブロックは完全にレジスターされるものとして解析されます。
Fast Forward Compile Maximum Additional Pipeline Stages Fast Forwardコンパイルで検討するパイプライン・ステージの最大数を指定します。
Fast Forward Compile User Preserve Directives ユーザーが保持するディレクティブによる制約をFast-Forwardコンパイルで考慮する方法を指定します。