インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザインのコンパイル

ID 683236
日付 6/26/2023
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ドキュメント目次

1.5.2.1. Plan Stageのレポート

Plan Stageのレポートには、フィッターのペリフェラル・プランニング・ステージで検出されたI/O、インターフェイス、およびコントロール信号が記載されます。
図 51. Plan Stageのレポート ( インテル® Arria® 10および インテル® Cyclone® 10 GXデザイン)

インテル® Arria® 10および インテル® Cyclone® 10 GXデザインの場合、Planステージには、Global & Other Fast Signals Summary レポートが含まれます。このレポートでは、コンパイラーによってグローバルクロックに昇格されるクロックを確認することができます。 インテル® Stratix® 10およびIntel Agilex® 7デザインの場合は、クロック・プランニングはPlanステージ後に行われます。

NoC Connectivityレポート

Intel Agilex® 7 FPGA Mシリーズでのみ、NoC Connectivityレポートにより、実装されているデザイン内の NoCイニシエーターとターゲットの間の接続、およびそれらに関連付けられているベースアドレスについての情報が提供されます。このレポートを使用し、接続の実装と属性割り当てが正しいことを確認します。このレポートのテーブルの行は、イニシエーターからターゲットへの各接続を表しています。その他の行には、接続されていないNoC要素が報告される場合があります。各列で報告されるデータは次のとおりです。

  • Group - 接続が割り当てられているNoCグループを示します
  • Status - 行の要素が接続されているか未接続かを示します
  • Initiator - NoCイニシエーター要素をリストします
  • Target - NoC ターゲット要素をリストします
  • Address - 各接続の16進数ベースアドレスを示します

NoC Performanceレポート

Intel Agilex® 7 FPGA Mシリーズでのみ、ユーザーが要求する読み出しおよび書き込みの帯域幅、およびNoCの要求および応答トランザクションの最小レイテンシーが報告されます。

このレポートのレイテンシーは、イニシエーターとターゲットの配置に対する構造的な最小レイテンシーに基づいています。このレイテンシーは、パスのNoC部分にのみ関係します。このレイテンシーには、外部メモリーアクセスなどのレイテンシーは含まれません。また、このレイテンシーは、NoCの輻輳による潜在的な遅延を考慮したものではありません。構造的な最小レイテンシーをより小さくするには、NoCのイニシエーターとターゲットをより近づけて配置します。