インテルのみ表示可能 — GUID: ldr1656552352624
Ixiasoft
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1.3.2.3. インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで使用されるSDCファイルの種類
インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでは、従来のSDCファイルを使用してタイミング・ネットリストをターゲットにします。これらのSDCは、フィッターのPlanステージが完了するまで適用されません。ただし、早期タイミング解析では、次のいずれかの方法により、SDCファイルを インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアに導入することができます。
- RTLでのSDC
- 合成SDC
次の表は、さまざまな種類のSDCファイルの違いをまとめています。
RTLでのSDC | 合成のSDC | (従来の) SDC | |
---|---|---|---|
制約読み取りステージ | Analysis & Elaboration (DNI) | Synthesis | フィッター、サインオフ |
制約処理ステージ |
フィッターによる合成 | Synthesisのみ |
フィッター、サインオフ |
QSF割り当て |
RTL_SDC_FILE | SYN_SDC_FILE |
SDC_FILE |
サポートされる構文 |
Tcl (SDC 2.1コマンド使用) | Tcl ( インテル® Quartus® Prime SDCコマンド使用) |
Tcl ( インテル® Quartus® Prime SDCコマンド使用) |
SDC 2.1への準拠 |
はい | いいえ | いいえ |
ターゲットの種類 |
RTL | インテル® Quartus® Primeタイミンググラフ |
インテル® Quartus® Primeタイミンググラフ |
階層的なターゲット |
はい | いいえ | いいえ |
埋め込みタイミングノード (IPで使用) |
いいえ |
はい
注: 合成後のSTAでは、ペリフェラルに埋め込みタイミングノードは存在しません。
|
はい |
制約をロードするSTAコマンド |
read_sdc または import_sdc コマンドを任意のスナップショットで実行します。 |
合成後のスナップショットでのスタティック・タイミング解析時にのみ read_sdc コマンドを実行します。 |
任意のフィッター・スナップショット (Plan、Place、Route、Retime) でのスタティック・タイミング解析時に read_sdc コマンドを実行します。
注: 合成時にはロードされません。
|
表に示すように、この割り当てにより、合成後のSTAとフィット後のSTAで異なるSDCを使用することが可能になります。SDCでは、is_post_syn_sta を介して現在のスナップショットをチェックし、使用に適切なコマンドを特定することができます。