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Ixiasoft
1.1. コンパイルの概要
1.2. Compilation Dashboardの使用
1.3. デザイン・ネットリストのインフラストラクチャー (ベータ版)
1.4. デザインの合成
1.5. デザインの配置配線
1.6. インクリメンタル最適化フロー
1.7. Fast Forwardコンパイルフロー
1.8. フルコンパイル・フロー
1.9. コンパイル結果のエクスポート
1.10. 他のEDAツールの統合
1.11. 合成言語のサポート
1.12. コンパイラーの最適化手法
1.13. 合成設定のリファレンス
1.14. フィッター設定のリファレンス
1.15. デザインのコンパイルの改訂履歴
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1.3.1.7. ポートとネットのフィルタリング
フィルタリングを使用すると、ネットリストをフィルタリングして、必要なロジックパスのみを表示することができます。ネットリストをフィルタリングするには、目的のパス内のポート、ノード、またはノードのポートを選択します。
Filter 機能には、ネットリスト階層ブラウザーまたはRTLアナライザーGUIの回路図ビューアーからアクセスします。目的のデザイン・オブジェクト (ポートまたはノード) を選択して右クリックし、Filter からコンテキスト・メニューの目的のフィルターコマンドを選択します。詳細は次の図のとおりです。RTLアナライザーは、回路図ビューに新しいページを生成し、フィルタリング後のネットリストを表示します。
図 35. デザイン・オブジェクトのフィルタリング

次のフィルタリング・コマンドが利用可能です。
注: Sources、Destinations、Sources & Destinations、Between Selected Objects は、ポートにのみ表示されます。
- Sources: 選択しているポートに信号を供給する入力ソースノードのみを表示します。次のサンプル画像の場合は、選択しているインスタンス・ポート clk に Sources フィルターを使用すると、ソースポート clk が表示されます。
- Destinations: 選択しているポートから供給されるファンアウト先のノードのみを表示します。次のサンプル画像の場合は、選択しているインスタンス・ポート clk に Destinations フィルターを使用すると、宛先インスタンス・ポートの outclk が表示されます。
- Sources & Destinations: このオプションは、ソースと宛先のフィルタリング・コマンドを組み合わせたものです。フィルタリングされたビューには、選択しているポートのソースと宛先の両方が表示されます。次のサンプル画像では、選択しているインスタンス・ポート clk に Sources & Destinations フィルターを使用すると、ソースノードと宛先ノードが表示されます。
- Between Selected Objects: 選択しているポート間のパス内のノードと接続を表示します。次の図の場合は、選択しているインスタンス・ポート clk に Between Selected Objects フィルターを使用すると、入力インスタンス・ポートと出力インスタンス・ポートの間のすべてのオブジェクトが表示されます。
- Selected Objects: 選択しているオブジェクトのみを表示します。次の図の場合は、Selected Objects フィルターを使用すると、選択しているインスタンス・ポートの clk および outclk のみが表示されます。
すべてのフィルタリング・コマンドにおいて、RTLアナライザーは、ポートまたはインスタンスに到達すると、ネットリストのトレースを停止してフィルタリングされたネットリストを取得します。フィルタリング結果をさらに制御するには、コンテキスト・メニューでFilter > Filtering Optionsを選択します。Filtering Options ダイアログボックスには、次のフィルタリング・オプションがあります。
- Stop filtering at register (オプション): フィルタリングは、レジスターに到達すると停止します。このオプションはデフォルトでオンになっています。
- Stop filtering at design partition (オプション): フィルタリングは、デザイン・パーティションに到達すると停止します。このオプションはデフォルトでオンになっています。
- A specified number of logic levels: 選択しているポートから論理レベルをカウントします。デフォルト値の5で、フィルタリング実行時の最適な処理時間を保証します。ただし、値は1から15の間で指定することができます。
注: フィルタリングの進行中はプログレスバーが表示されます。処理に時間がかかりすぎている場合は、Stop trace をクリックして停止します。