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1.1. コンパイルの概要
1.2. Compilation Dashboardの使用
1.3. デザイン・ネットリストのインフラストラクチャー (ベータ版)
1.4. デザインの合成
1.5. デザインの配置配線
1.6. インクリメンタル最適化フロー
1.7. Fast Forwardコンパイルフロー
1.8. フルコンパイル・フロー
1.9. コンパイル結果のエクスポート
1.10. 他のEDAツールの統合
1.11. 合成言語のサポート
1.12. コンパイラーの最適化手法
1.13. 合成設定のリファレンス
1.14. フィッター設定のリファレンス
1.15. デザインのコンパイルの改訂履歴
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1.11.2.4. VHDL-2019条件解析ツールのディレクティブ
インテル® Quartus® Primeプロ・エディションでは、VHDL-2019 (IEEE Std 1076-2019) セクション24.2の条件解析ツール・ディレクティブのサポートを提供します。
条件解析ツールのディレクティブを使用すると、個別の .ini ファイルに保存されているディレクティブに応じて、VHDLの記述を変化させることができます。
.ini ファイルを作成し、VHDL Input コンパイラー設定ページの VHDL-2019 Conditional Analysis User Definitions File パネルにある File name フィールドでパスを指定します。
ファイルの形式は次のとおりです。
- 1行あたり1つの識別子="値"のペア
- ; または # 文字を行の開始または末尾のコメントに使用
- 識別子は、VHDL規格で指定されている基本識別子の要件に準拠していること
- 文字で始める必要があります
- 英数字とアンダースコア (「_」) のみにする必要があります
- 値を二重引用符で囲むこと
次に、条件解析のユーザー定義ファイル例を示します。
USER_VAR1="ABC" USER_VAR2 = "xyz" # line comment ; line comment USER_VAR3 = "TEST" # trailing comment USER_VAR4 = "lorem" ; trailing comment USER_VAR5=";# comment characters in quotes are ignored"
条件解析の標準識別子
インテル® Quartus® Primeで提供する条件解析の標準識別子は次のとおりです。
- VHDL_VERSION = "<version>"
例: VHDL_VERSION = "2019"。<version> の値はIEEE規格で制限されています。
VHDL_VERSION はファイルごとに設定され、ファイルごとに異なる値を含めることができます。
- TOOL_TYPE = "SYNTHESIS"
TOOL_TYPE の値はIEEE規格で制限されています。
- TOOL_VENDOR = "INTEL CORPORATION"
- TOOL_NAME = "QUARTUS"
- TOOL_EDITION = "PRIME PRO"
- TOOL_VERSION = "<major and minor version>"
例: TOOL_VERSION = "21.3.0"