Intel Agilex® 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズ

ID 683780
日付 4/19/2023
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ドキュメント目次

2.2.1. GPIOバンクのサポートされているI/O規格

VCCIO_PIO電源とVCCPT電源は、GPIOバッファーに電力供給します。各I/Oバンクには、独自のVCCIO_PIO電源があり、1つのI/O電圧のみをサポートします。

True Differential Signaling I/O規格は、より低い信号振幅でLVDS、RSDS、Mini-LVDS、およびLVPECL規格と互換性があります。

True Differential Signaling入力バッファーは、1.2 Vおよび1.5 VのVCCIO_PIOを搭載したGPIOバンクに配置できます。True Differential Signaling入力バッファーへの最大入力電圧は、 の値を超えてはなりません。
  • 1.5V VCCIO_PIOバンクの場合、最大入力電圧は1.7 V
  • 1.2V VCCIO_PIOバンクの場合、最大入力電圧は1.4 V

デフォルトでは、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアは1.2 Vを未使用のI/Oバンクの VCCIO_PIO ピンに割り当てます。0 V1.2 V、または1.5 V I/O規格をそのピンに割り当てるには、デザイン・ディレクトリーにある .qsf ファイルでアサインメントを指定します。

表 2.   GPIOバンクでサポートされている I/O規格この表ではGPIOバンクの入力電圧と出力電圧を示しています。
I/O規格 VCCIO_PIO (V) VCCPT (V) VREF (V) VTT (V) JEDEC規格
入力 出力
1.2 V LVCMOS 1.2 1.2 1.8 JESD-12A.01
SSTL-12 1.2 1.2 1.8 0.6 0.6 JESD79-4B
HSTL-12 1.2 1.2 1.8 0.6 0.6 JESD-16A
HSUL-12 1.2 1.2 1.8 0.6 JESD209-3C
POD12 1.2 1.2 1.8 内部キャリブレーション済み 1.2 JESD79-4B
差動SSTL-12 1 1.2 1.2 1.8 0.6 JESD79-4B
差動HSTL-12 1 1.2 1.2 1.8 0.6 JESD8-16A
差動HSUL-12 1 1.2 1.2 1.8 JESD209-3C
差動POD-12 1 1.2 1.2 1.8 内部キャリブレーション済み 1.2 JESD79-4B
True Differential Signaling 2 1.2/1.5 1.5 1.8
1 2つのシングルエンド出力を使用し、2番目の出力は反転としてプログラムされます。
2 True Differential Signaling入力バッファーは、1.8 V VCCPTで電力供給されます。