Intel Agilex® 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズ

ID 683780
日付 4/19/2023
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ドキュメント目次

2.1.2. GPIOバッファーとレジスター

I/Oレジスターは、3つの異なるパスで構成されています。
  • 入力ピンからコアまでのデータを処理するための入力パス
  • コアから出力ピンまでのデータを処理するための出力パス
  • 出力バッファーへのOE信号を処理するための出力イネーブル (OE) パス

I/Oレジスターを使用すると、高速なソース同期レジスター間転送と再同期が可能になります。I/Oレジスターを使用してダブル・データ・レート (DDR) 回路を実装するには、GPIO Intel FPGA IPを使用できます。

入力パスと出力パスには、次のブロックが含まれています。

  • 入力レジスター
    • ペリフェラルからコアへのハーフレートまたはフルレートのデータ転送をサポートします。
    • I/Oバッファーからキャプチャされたダブル・データ・レートまたはシングル・データ・レートのデータをサポートします。
  • 出力レジスター
    • コアからペリフェラルへのハーフレートまたはフルレートのデータ転送をサポートします。
    • I/Oバッファーへのダブル・データ・レートまたはシングル・データ・レートのデータ転送をサポートします。
  • OEレジスター
    • コアからペリフェラルへの出力イネーブル信号をサポートします。
    • I/Oバッファーへのダブル・データ・レートまたはシングル・データ・レートのデータ転送をサポートします。

入力パスと出力パスは、次の機能もサポートしています。

  • クロックイネーブル
  • 非同期または同期リセット
  • 入力パスと出力パスのバイパスモード
  • 入力パスと出力パスの遅延チェーン
図 3.  FシリーズおよびIシリーズ GPIOのI/Oエレメント (IOE) 構造