Nios® Vプロセッサー・リファレンス・マニュアル

ID 683632
日付 5/26/2023
Public

このドキュメントの新しいバージョンが利用できます。お客様は次のことを行ってください。 こちらをクリック 最新バージョンに移行する。

ドキュメント目次

3.3.9.3.4. キャッシュのバイパス (ペリフェラル領域)

Nios® V/gのアーキテクチャーには、キャッシュをバイパスするためのペリフェラル領域が2つあります。 Nios® V/gコアでは、オプションで、キャッシュ可能性を示すペリフェラル領域のメカニズムをサポートします。プラットフォーム・デザイナーでペリフェラル領域のキャッシュ機能メカニズムを使用すると、キャッシュ不可能なアドレス空間の領域を指定できます。ペリフェラル領域は、2バイトの整数乗 (最小64キロバイトから最大2ギガバイト) です。また、ペリフェラル領域のサイズに揃えられたベースアドレスに配置する必要があります。ペリフェラル領域は、MMUが存在しない限りは使用できます。
注: Nios® Vプロセッサーのデバッグモジュールまたはタイマーモジュールへのあらゆるアクセスはキャッシュ不可能です。
注: Nios® V/gプロセッサーによって駆動されるペリフェラルは、定義済みのペリフェラル領域内に配置します。これにより、標準デザインの実装で必要とされるキャッシュバイパスを実現します。