Intel® MAX® 10 Analog to Digital Converter User Guide

ID 683596
日付 7/06/2017
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ドキュメント目次

5.2. アルテラモジュラー・デュアルADC のパラメーター設定

GeneralChannels と、Sequencer の、3 つのオプションのグループがあります。
表 21.   アルテラモジュラー・デュアルADC のGeneral パラメーター
パラメーター 許容値 概要
Core Variant
  • 標準のシーケンサーとAvalon-MM サンプルストレージ
  • 標準のシーケンサーとAvalon-MM サンプルストレージに加えてしきい値違反検出
  • 標準のシーケンサーと外部サンプルストレージ
  • ADC コントロール・コアのみ

アルテラモジュラー・デュアルADC IP コアのコンフィグレーションを選択します。

ADC Sample Rate 25 kHz50 kHz100 kHz200 kHz250 kHz500 kHz および1 MHz

ADC サンプリング・レートを指定します。選択したサンプリング・レートは、利用可能なADC入力クロック周波数に影響します。

サンプリング・レートおよび要求される整定時間について、詳しくは関連情報を参照してください。

ADC Input Clock 2 MHz10 MHz20 MHz40 MHz80 MHz

ADC コアクロックに供給するPLL クロック・カウンタ・ゼロ(c0) クロックの周波数を指定します。

  • リストされた許容値のうちの1 つの周波数を出力するためにインスタンス化した、最初のALTPLL IP コアからのc0 の設定をする必要がある
  • ALTPLL c0 出力信号はアルテラモジュラー・デュアルADC のclk_in_pll_c0 入力信号に接続する

有効なADC サンプリング・レートと入力クロック周波数の組み合わせについては、関連情報を参照してください。

Reference Voltage (ADC1 またはADC2)
  • 外部
  • 内部

ADC 向けの電圧リファレンスのソースを指定します。

  • 外部—ADC_VREF ピンを電圧リファレンスのソースとして使用する
  • 内部—オンチップの2.5 V(電圧調整デバイスでは3.0/3.3 V)を電圧リファレンスのソースとして使用する
External Reference Voltage
  • デュアル電源デバイスでは最大2.5 V
  • シングル電源デバイスでは最大3.63 V

ADC のリファレンス電圧として使用する場合にADC_VREF ピンの電圧を指定します。

Enable user created expected output file
  • 有効
  • 無効
ADC ロジック・シミュレーション向けの出力データのソースを指定します。
  • 有効にされる場合-TSD チャネルを除き、各ADC チャネルに提供するスティミュラス入力ファイルを使用して、出力データをシミュレーションする
  • 無効にされる場合—すべてのADCチャネル向けの固定した予測される出力データを使用する。これはデフォルトの設定である

ユーザー指定のADC ロジック・シミュレーション出力について、詳しくは関連情報を参照してください。

表 22.   アルテラモジュラー・デュアルADC のChannels パラメーターこのパラメーターのグループは、ADC1 とADC2 の2 つのメインタブに分割されています。各タブには複数のチャネルタブがあり、各チャネル向けに1 つと、ADC1 のTSD 向けに1 つのタブがあります。
パラメーター 許容値 概要

Use Channel 0 or 9 (専用アナログ入力ピン - ANAIN)

(ADC1 ではCH0 タブまたはADC2 ではCH9 タブ)

  • On
  • Off

ADC1 またはADC2 の専用アナログ入力ピンをイネーブルします。

User created expected output file チャネルの出力データをシミュレーションするために、ユーザーが作成したスティミュラス入力ファイルを指定します。

Enable user created expected output fileを選択すると、このオプションはTSDを除く、有効にされた各チャネルにおいて使用可能です。

Use Channel N

(各チャネルのタブ)

  • On
  • Off

兼用アナログ入力をイネーブルします。Nは、

  • ADC1 ではチャネル1~8
  • ADC2 ではチャネル10~17

Use on-chip TSD

(ADC1 のTSD タブのみ)

  • On
  • Off

ADC1 に内蔵された温度センサの読み出しをIP コアに指定します。

このオプションをオンにすると、温度測定結果を読み出す際にはADC のサンプリング・レートは最大50 kHz です。温度の読み出しが完了すると、ADC サンプリング・レートは最大1 MHz です。

注: ADC1 のシーケンサー・スロットにTSD を選択した場合には、ADC2 の同じ番号のシーケンサー・スロットにNULL を選択します。

Enable Maximum threshold for Channel N

(各チャネルのタブ)

  • On
  • Off

チャネルの最大しきい値の機能を有効にします。

このオプションは、Standard sequencer with Avalon-MM sample storage and threshold violation detection のコアバリアントを選択した場合にのみ使用可能です。

Enable Maximum threshold for on-chip TSD

(TSD タブ)

  • On
  • Off

TSD の最大しきい値の機能を有効にします。

このオプションは、Standard sequencer with Avalon-MM sample storage and threshold violation detection のコアバリアントを選択した場合にのみ使用可能です。

Enter Maximum Threshold for Channel N

(チャネル0 を含む各チャネルのタブ)

リファレンス電圧に応じて異なる

最大しきい値を電圧で指定します。

この設定は、Standard sequencer with Avalon-MM sample storage and threshold violation detection のコアバリアントを選択した場合にのみ使用可能です。

Enter Maximum Threshold for on-chip TSD

(TSD タブ)

最大しきい値を摂氏で指定します。

この設定は、Standard sequencer with Avalon-MM sample storage and threshold violation detection のコアバリアントを選択した場合にのみ使用可能です。

Enable Minimum threshold for Channel N

(チャネル0 を含む各チャネルのタブ)

  • On
  • Off

チャネルの最小しきい値の機能を有効にします。

このオプションは、Standard sequencer with Avalon-MM sample storage and threshold violation detection のコアバリアントを選択した場合にのみ使用可能です。

Enable Minimum threshold for on-chip TSD

(TSD タブ)

  • On
  • Off

TSD の最小しきい値の機能を有効にします。

このオプションは、Standard sequencer with Avalon-MM sample storage and threshold violation detection のコアバリアントを選択した場合にのみ使用可能です。

Enter Minimum Threshold for Channel N

(チャネル0 を含む各チャネルのタブ)

リファレンス電圧に応じて異なる

最小しきい値を電圧で指定します。

この設定は、Standard sequencer with Avalon-MM sample storage and threshold violation detection のコアバリアントを選択した場合にのみ使用可能です。

Enter Minimum Threshold for on-chip TSD

(TSD タブ)

最小しきい値を摂氏で指定します。

この設定は、Standard sequencer with Avalon-MM sample storage and threshold violation detection のコアバリアントを選択した場合にのみ使用可能です。

Enable Prescaler for Channel N
  • On
  • Off

プリスケーラ機能をイネーブルします。Nは、

  • ADC1 ではチャネル8
  • ADC2 ではチャネル17
表 23.   アルテラモジュラー・デュアルADC のSequencer パラメーター
パラメーター 許容値 概要
Number of slot used 1~64

ADC1 とADC2 の両方で使用する変換シーケンスのスロット数を指定します。

ここで選択したスロット数に応じて、ADC1 とADC2 向けに有効なスロットがConversion Sequence Channels セクションで表示されます。

Slot N 有効にされたチャネルの番号(CH N

シーケンスのスロットに使用する、イネーブルされたADC チャネルを指定します。

この選択オプションには、ADC1 とADC2 のChannels パラメーター・グループでオンにしたADC チャネルがリストされます。

注: ADC1 のシーケンサー・スロットにTSD を選択した場合には、ADC2 の同じ番号のシーケンサー・スロットにNULL を選択します。