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1.1. コンパイルの概要
1.2. Compilation Dashboardの使用
1.3. デザイン・ネットリストのインフラストラクチャー (ベータ版)
1.4. デザインの合成
1.5. デザインの配置配線
1.6. インクリメンタル最適化フロー
1.7. Fast Forwardコンパイルフロー
1.8. フルコンパイル・フロー
1.9. コンパイル結果のエクスポート
1.10. 他のEDAツールの統合
1.11. 合成言語のサポート
1.12. コンパイラーの最適化手法
1.13. 合成設定のリファレンス
1.14. フィッター設定のリファレンス
1.15. デザインのコンパイルの改訂履歴
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1.7.3. ステップ3: Fast Forwardコンパイルの実行
Fast Forwardコンパイルでは、デザイン固有のタイミング・クロージャー推奨事項が生成され、すべてのタイミング制限を取り除いた場合の最大パフォーマンスを予測します。
Fast Forwardでの推奨事項を確認し、RTLに変更を実装することができます。それにより、タイミング制限を取り除き、レジスターのHyper-Retimingにおいてネットリスト内での移動を可能にします。
Fast Forwardコンパイルは、デザイン階層全体に対して実行したり、階層内の特定のインスタンスに対してのみ実行することができます。詳細は、階層ごとのFast Forwardコンパイル で説明しています。
Fast Forwardでタイミング・クロージャーの推奨事項を生成するには、次の手順を実行します。
- 次のオプションを任意で指定し、Fast Forward解析の自動化または調整を行います。
- 各フルコンパイル時にFast Forwardコンパイルを実行する場合は、Assignments > Settings > Compiler Settings > HyperFlex をクリックし、Run Fast Forward Timing Closure Recommendations during compilation を有効にします。
- Fast Forwardコンパイルでの特定のI/Oおよびブロックタイプの解釈方法を変更する場合は、Assignments > Settings > Compiler Settings > HyperFlex > Advanced Settings をクリックします。
- Compilation Dashboardで、Fast Forward Timing Closure Recommendations をクリックします。コンパイラーでは、前提条件となる合成またはフィッターステージを必要に応じて自動的に実行し、タイミング・クロージャーの推奨事項をコンパイルレポートに生成します。
図 84. Fast Forwardコンパイルの実行
- コンパイルレポートのタイミング・クロージャー推奨事項を確認し、デザイン・パフォーマンスを評価します。また、RTLの主要なパフォーマンス改善を実装します。詳細は、ステップ4: Fast Forward結果の確認 で説明しています。