インテル® MAX® 10 FPGAコンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683865
日付 1/07/2019
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ドキュメント目次

2.2.1.3. ユーザー・ウォッチドッグ・タイマー

ユーザー・ウォッチドッグ・タイマーは、不完全なアプリケーションのコンフィグレーションがデバイスを無制限にストールすることを防止します。デバイスへのアプリケーション・コンフィグレーションのロードが成功した場合、動作エラーを検出する目的でタイマーを使用することができます。

カウンターは29ビット幅で、229の最大カウント値を有します。ユーザー・ウォッチドッグ・タイマーの値を指定する際には、上位側12ビットのみを指定します。タイマー設定の精度は217サイクルです。サイクル時間は、ユーザー・ウォッチドッグ・タイマーの内部オシレーターの周波数に基づきます。カウンターおよびデバイスの内部オシレーターに基づいて、サイクル時間を9 msから244 sに設定可能です。

図 5. インテルMAX 10デバイスのウォッチドッグ・タイマーの計算式

タイマーは、アプリケーション・コンフィグレーションがユーザーモードに入るとすぐにカウントを開始します。リモート・システム・アップグレード回路は、タイマーが設定時間に達するとタイムアウト信号を生成し、ステータスレジスターを更新し、回復コンフィグレーション・イメージのロードをトリガーします。タイマーをリセットし、アプリケーションのコンフィグレーションが有効であることを確認するには、RU_NRSTIMERを少なくとも250 ns間パルスします。

ウォッチドッグ・タイマーを有効にすると、この設定はすべてのイメージに適用されます。また、すべてのイメージにタイマーをリセットするためのソフトロジック・コンフィグレーションを含める必要があります。アプリケーション・コンフィグレーションは、コントロール・ブロックのレジスターをリセットします。