インテル® MAX® 10 FPGAコンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683865
日付 1/07/2019
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ドキュメント目次

3.2.3. JTAG コンフィグレーションのセットアップ

図 12. ダウンロード・ケーブルを使用したJTAG シングル・デバイス・コンフィグレーションの接続セットアップ10M02デバイスの場合、VCCIOバンク1に接続し、それ以外のインテルMAX 10デバイスには、VCCIOバンク1Bに接続します。
図 13. ダウンロード・ケーブルを使用したJTAGマルチデバイス・コンフィグレーションの接続セットアップ10M02デバイスの場合、VCCIOバンク1に接続し、それ以外のインテルMAX 10デバイスには、VCCIOバンク1Bに接続します。

JTAGチェーンのデバイスをコンフィグレーションするには、プログラミング・ソフトウェアは他のデバイスをバイパスモードに設定します。バイパスモードのデバイスは、単一のバイパスレジスターを介してTDIピンからTDOピンへプログラミング・データを伝送します。コンフィグレーション・データは1クロックサイクル後にTDOピンで有効になります。

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアは、JTAGポートを介してコンフィグレーション・プロセスの完了を確認するために CONF_DONE ピンを使用します。

  • CONF_DONE ピンがLowの場合、コンフィグレーションが失敗したことを示します。
  • CONF_DONE ピンがHighの場合、コンフィグレーションが成功したことを示します。

JTAG TDIポートを使用してコンフィグレーション・データが連続的に伝送された後、デバイスの初期化を行うためにTCKポートがクロッキングされます。

電圧オーバーシュートの防止

電圧オーバーシュートを防止するために、外部ダイオードとコンデンサーを使用する必要があります。例えば、VCCIOおよびJTAGヘッダー両方向けの最大AC 電圧が3.9 Vを超える場合です。ただし、インテルは電源が2.5 V以上の場合に外部ダイオードとコンデンサーを使用することを推奨します。

JTAGEN

JTAGENピンを使用する場合、インテルは以下の設定を推奨します。

  • ユーザーモードに入り、JTAGピンが通常のI/Oピンである場合は、JTAGENピンはウィークプルダウン (1 kΩ) に接続してください。
  • ユーザーモードに入り、JTAGピンが専用ピンである場合は、JTAGENピンはウィークプルアップ (10 kΩ) に接続してください。
注: インテルでは、JTAGピンの動作を変更するには、ジャンパー付きの3ピンヘッダーまたは他の切り替えメカニズムを使用することを推奨します。