インテル® MAX® 10 FPGAコンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683865
日付 1/07/2019
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ドキュメント目次

3.9.3. LOCKおよびUNLOCK JTAG命令の実行

JTAGセキュアモードが有効にされている状態で、このリファレンス・デザインをインテルMAX 10デバイスにコンフィグレーションすると、デバイスが起動後およびコンフィグレーション後にJTAGセキュアモードになります。

JTAGセキュアモードを無効にするには、ユーザーロジックのstart_unlockポートをトリガーし、UNLOCK JTAG命令を発行します。UNLOCK JTAG命令の発行後、デバイスはJTAGセキュアモードを終了します。JTAGセキュアモードが無効である場合、インテルMAX 10デバイスの内部フラッシュをフルチップ消去することで、JTAGセキュアモードを永久に無効にすることができます。

ユーサーロジックのstart_lockポートは、LOCK JTAG 命令の実行をトリガーします。この命令の実行すると、インテルMAX 10デバイスでJTAGセキュアモードが有効になります。

図 16. LOCKまたはUNLOCK JTAG命令の実行
表 33.  ユーザーロジックの入力および出力ポート
ポート 入力/出力 機能
clk_in 入力 ユーザーロジックのクロックソースです。ユーザーロジックのfMAX は、タイミング・クロージャー解析に依存します。fMAX を決定するには、タイミング制約を適用し、パスにタイミング解析を実行する必要があります。
start_lock 入力 内部JTAGインターフェイスにLOCK JTAG 命令の実行をトリガーします。トリガーするには、パルス信号を1クロックサイクル以上Highにします。
start_unlock 入力 内部JTAGインターフェイスにUNLOCKJTAG 命令の実行をトリガーします。トリガーするには、パルス信号を1クロックサイクル以上Highにします。
jtag_core_en_out 出力 JTAG WYSIWYGアトムへの出力です。このポートは、内部JTAGインターフェイスを有効にする目的で、JTAG WYSIWYGアトムのcorectlポートに接続されています。
tck_out 出力 JTAG WYSIWYGアトムへの出力です。このポートはJTAG WYSIWYGアトムのtck_coreポートに接続されています。
tdi_out 出力 JTAG WYSIWYGアトムへの出力です。このポートはJTAG WYSIWYGアトムのtdi_coreポートに接続されています。
tms_out 出力 JTAG WYSIWYG アトムへの出力です。このポートはJTAG WYSIWYGアトムのtms_coreポートに接続されています。
indicator 出力 この出力ピンがロジックHighの場合、LOCKまたはUNLOCKJTAG命令の実行が完了したことを示します。