インテル® MAX® 10 FPGAコンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683865
日付 1/07/2019
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ドキュメント目次

3.5. ユーザーロジックを介したリモート・システム・アップグレードへのアクセス

以下の例は、インテルMAX 10デバイスでWYSIWYGアトムの入力および出力ポートを定義する方法を示しています。

注: WYSIWYGとは、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェア内でVerilog Quartus Mappingネットリストの最適化を実行するテクニックのことを指します。
fiftyfivenm_rublock <rublock_name>
(
	.clk(<clock source>),
	.shiftnld(<shiftnld source>),
	.captnupdt(<captnupdt source>),
	.regin(<regin input source from the core>),
	.rsttimer(<input signal to reset the watchdog timer>),
	.rconfig(<input signal to initiate configuration>),
	.regout(<data output destination to core>)
);
defparam <rublock_name>.sim_init_config = <initial configuration for simulation only>;
defparam <rublock_name>.sim_init_watchdog_value = <initial watchdog value for simulation only>;
defparam <rublock_name>.sim_init_config = <initial status register value for simulation only>;
表 28.  ポートの定義
ポート 入力/出力 定義
<rublock_name> - RSUブロック固有の識別子です。記述言語の選択 (例えばVerilog、VHDL、AHDL 等) に応じて適正な識別子名が表記されます。このフィールドは必須です。
.clk(<clock source>) 入力 この信号はこのセルのクロック入力を示します。このセルの全動作はこのクロックの立ち上がりエッジに対して生じます。セルへのデータのロードであっても、セルからのデータ出力であっても、常に立ち上がりエッジで生じます。このフィールドは必須です。
.shiftnld(<shiftnld source>) 入力 この信号はリモート・システム・アップグレード・ブロックへの入力です。shiftnld = 1の場合、データはclkの立ち上がりエッジごとに内部シフトレジスターからregoutへシフトされ、またreginから内部シフトレジスターへシフトされます。このフィールドは必須です。
.captnupdt(<captnupdt source>) 入力 この信号はリモート・システム・アップグレード・ブロックへの入力です。この信号は、コンフィグレーション・モードを読み出すタイミング、またはコンフィグレーションを制御するレジスターに書き込むタイミングのプロトコルを制御します。このフィールドは必須です。
.regin(<regin input source from the core>) 入力 この信号は、コアにロードされているすべてのデータに対するリモート・システム・アップグレード・ブロックへの入力です。データはclkの立ち上がりエッジに内部レジスターにシフトされます。このフィールドは必須です。
.rsttimer(<input signal to reset the watchdog timer>) 入力 この信号は、リモート・アップデート・ブロックのウォッチドッグ・タイマーへの入力です。この信号がHighの場合、ウォッチドッグ・タイマーをリセットします。このフィールドは必須です。
.rconfig(<input signal to initiate configuration>) 入力 この信号は、リモート・アップデート・ブロックのコンフィグレーション・セクションへの入力です。この信号がHighの場合、リコンフィグレーションを開始します。このフィールドは必須です。
.regout(<data output destination to core>) 出力 これは1ビットの出力で、.clkの立ち上がりエッジごとに更新される内部シフトレジスターの出力です。データは制御信号に応じて出力されます。このフィールドは必須です。