インテル® MAX® 10 FPGAコンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683865
日付 1/07/2019
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ドキュメント目次

2.2.1.1. リモート・システム・アップグレードのフロー

アプリケーション・コンフィグレーション・イメージであるイメージ0とイメージ1は、どちらもCFMに格納されます。インテルMAX 10デバイスは、CFMからどちらか1つのアプリケーション・コンフィグレーション・イメージをロードします。
図 3. インテルMAX 10デバイスのリモート・システム・アップグレードのフロー

リモート・システム・アップグレード機能は、以下のシーケンスでエラーを検出します。

  1. 電源投入後、デバイスはCONFIG_SELピンをサンプリングして、ロードするアプリケーション・コンフィグレーション・イメージを決定します。後に続くリコンフィグレーションに向けて、リモート・システム・アップグレード回路の入力レジスターによってCONFIG_SELピンの設定を上書きすることができます。
  2. エラーが生じると、リモート・システム・アップグレード機能はもう一方のアプリケーション・コンフィグレーション・イメージをロードすることにより回復します。以下に示すエラーにより、リモート・システム・アップグレード機能はもう一方のアプリケーション・コンフィグレーション・イメージをロードします。
    • 内部CRCエラー
    • ユーザー・ウォッチドッグ・タイマーのタイムアウト
  3. 回復のコンフィグレーションが完了してデバイスがユーザーモードになると、リモート・システム・アップグレード回路を使用して、エラーの原因および障害が発生したアプリケーション・イメージを確認することができます。
  4. 2番目のエラーが発生した場合、デバイスはリコンフィグレーション・ソースを待ちます。Auto-restart configuration after errorが有効になっていれば、デバイスはリコンフィグレーション・ソースを待つことなくリコンフィグレーションします。
  5. リコンフィグレーションは、以下の操作によってトリガーされます。
    • 外部からnSTATUSをLowに駆動する
    • 外部からnCONFIGをLowに駆動する
    • RU_nCONFIGをLowに駆動する