インテル® Stratix® 10コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683762
日付 12/16/2019
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ドキュメント目次

5.1.6. ファクトリー・アップデート・イメージでの更新

新しいファクトリー・イメージ、関連する決定ファームウェアおよび決定ファームウェア・データでフラッシュメモリーを更新することが必要になる場合がまれにあります。

次のような理由により、更新が必要になる場合があります。

  • ファームウェアに脆弱性がある場合
  • ファームウェアまたはファクトリー・イメージにエラーがある場合

インテルでは、ファクトリー・イメージおよび、関連する決定ファームウェアと決定ファームウェア・データをリモートで更新する安全なソリューションを提供しています。更新プロセスでは重要なデータの複数のコピーが保存されるため、電源喪失が発生した場合や更新が中断された場合でも、デバイスは再起動して更新を続行することができます。電源が回復すると、更新は自動的に続行されます。更新を実行する手順は次のとおりです。

  1. Programming File Generatorを使用し、ファクトリー・アップデート・イメージを生成します。イメージには、新しいファクトリー・イメージ、決定ファームウェア、および決定ファームウェア・データが含まれます。
  2. ファクトリー・アップデート・イメージ (*.rpd) を、フラッシュデバイスの新しいセクター境界から始まる空いているパーティション・スロットにプログラミングします。
  3. リコンフィグレーションをトリガーし、ステップ2で指定した開始アドレスからアップデート・イメージをロードします。
  4. 更新されたイメージは次の操作を行います。
    1. フラッシュデバイス内の以前の決定ファームウェアと決定ファームウェア・データを消去し置き換えます。
    2. フラッシュデバイスに新しいファクトリー・イメージを再プログラミングします。
    3. アップデートが完了すると、更新されたイメージはCPBから削除され、アプリケーション・イメージ、またはアプリケーション・イメージが利用できない場合はファクトリー・イメージをロードします。
  5. アップデート・プロセスでアプリケーション・スロットを使用した場合は、アプリケーション・イメージ.rpdをアプリケーション・スロットとCPBに書き込み、アプリケーション・イメージを復元する必要があります。