インテル® Stratix® 10コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683762
日付 12/16/2019
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ドキュメント目次

7.9.2. nSTATUS

nSTATUSには、次の2つの機能があります。

  • nCONFIGへの肯定応答として動作します。
  • エラー状態信号として動作します。nSTATUSを監視し、コンフィグレーションの失敗を確認することが重要です。
注: PRの失敗もしくはJTAGコンフィグレーション・スキームを使用している際の失敗の場合、nSTATUSはLowになりません。

インテル® Stratix® 10デバイスは通常、エラーが発生した場合を除き、nCONFIGの値に従うようにnSTATUSの値を変更します。例えば、POR後、nCONFIGがアサートした後にnSTATUSがアサートします。ホストがnCONFIGをHighに駆動すると、 インテル® Stratix® 10デバイスはnSTATUSをHighに駆動します。

以前のデバイスファミリーでは、nSTATUSのディアサートはデバイスがコンフィグレーションに対して準備が整ったことを意味していました。 インテル® Stratix® 10デバイスにおいて Avalon® -STコンフィグレーション・スキームを使用している場合、 インテル® Stratix® 10デバイスがnSTATUSをHighに駆動した後にAVST_READY信号もモニターし、デバイスがコンフィグレーション・データを受け入れる準備が整っていることを特定する必要があります。

nSTATUSは、コンフィグレーション中にエラーが発生した場合にアサートします。パルスの範囲は0.5 msから10 msです。

nSTATUSのアサートは、データエラー検出と非同期です。 インテル® Stratix® 10デバイスは、auto-restart configuration after errorオプションをサポートしていません。

これまでのデバイスファミリーは、ウィーク内部プルアップを備えるオープンドレインとしてnSTATUSを実装していました。 インテル® Stratix® 10nSTATUSをかならず駆動します。そのため、 インテル® Stratix® 10nSTATUS信号と以前のデバイスファミリーからのnSTATUS信号を結びつけることはことはできません。

デバッグに関するヒント

nSTATUSnCONFIGを認識していることを確認してください。nSTATUSnCONFIGに従わない場合、FPGAはPORから抜け出ていない可能性があります。場合によっては、PCBを再起動する必要があります。