インテルのみ表示可能 — GUID: ucy1535411782168
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3.2.11. ASコンフィグレーション・スキームに向けたデバッグ・ガイドライン
ASコンフィグレーション・スキームの動作はこれまでのデバイスファミリーと同様ですが、大きな違いが一点あります。ASモードを使用している インテル® Stratix® 10デバイスでは、CS0ピンに接続されたシリアル・フラッシュ・デバイス内のアドレス0、256k、512k、および768kからファームウェア・セクションのロードを試みます。
コンフィグレーション・ビットストリームに有効なイメージが含まれていない場合、SDMはnSTATUSをLowに駆動してエラーをアサートします。エラーからの回復は、JTAG経由でFPGAをリコンフィグレーションする、またはnCONFIGをLowに駆動することで可能です。
SDMは、MSELをJTAGに設定している場合のデバイス起動時にのみ、ASピンのAS_CLK、AS_DATA0からAS_DATA3、およびAS_nCS0からAS_nCS3をトライステートにします。MSELがAS FastまたはNormalモードである場合、SDMは インテル® Stratix® 10デバイスの電源が再投入されるまでASピンを駆動します。以前のデバイスファミリーとは異なり、デバイスがユーザーモードに入ってもASピンはトライステートになりません。
ASコンフィグレーション・スキームにはパワーオン要件があります。AS Fastモードを使用し、100 msの PCIe* リンク・トレーニング要件を考慮しない場合でも、VCCIO_SDM電源を18 ms以内にランプする必要があります。このランプアップ要件は、 インテル® Stratix® 10デバイスがAS x4デバイスのアクセスを開始する際に、AS x4デバイスが確実に動作電圧範囲内になるようにします。
AS Fastモードを使用している場合、 インテル® Stratix® 10デバイスに供給される電源はすべて、SDMがリセットから解放されるまでに推奨動作条件に完全にランプアップされている必要があります。CvPにおける PCIe* のパワーアップからアクティブまでの100 msの時間要件を満たすには、 インテル® Stratix® 10デバイスへのVCCIO_SDM電源が、10 ms以内に推奨される動作範囲になければなりません。
デバッグに関するヒント
ASコンフィグレーション・スキームのデバッグに関するヒントを次に示します。
- フラッシュ用にプログラミング・ファイルを生成する際、コンフィグレーション・イメージのブートアドレスが正しく定義されていることを確認してください。ASコンフィグレーションの場合、ブートアドレスはデフォルトで0になります。
- デザインが、AS Fastモードの電源ランプ要件を満たしていることを確認してください。Fastモードを使用している場合、VCCIO_SDMは18 ms以内でランプアップする必要があります。
- インテル® Stratix® 10デバイスがパワーオンリセットを抜け出る際に、フラッシュの電源が投入され、アクセスできる状態になっていることを確認します。
- コンフィグレーションに外部クロックソースを使用している場合は、OSC_CLK_1ピンが正しく供給されており、周波数がインテルQuartus Primeプロ・エディションのプロジェクトでOSC_CLK_1に設定した周波数と一致することを確認します。
- MSELピンが正しいASコンフィグレーション・スキームを反映していることを確認します。
- シリアル・フラッシュ・デバイス内のイメージの破損が原因でASコンフィグレーションに失敗し、再プログラミングで問題が解決しない場合、コンフィグレーションに使用しているコンポーネントに応じて2つの解決策があります。
- AS x4フラッシュメモリーを使用している場合は、AS Fastモードを使用していることを確認してください。100 msの PCIe* リンクアップを考慮しない場合でも、VCCIO_SDM電源を18 ms以内にランプする必要があります。このランプアップ要件は、 インテル® Stratix® 10デバイスがAS x4デバイスへのアクセスを開始する際に、AS x4デバイスが確実に動作電圧範囲内になるようにします。
- サードパーティー製のプログラマーを使用してクワッドSPIデバイスをプログラミングする場合は、.rpdのエンディアンを確認します。.rpdは、ビッグ・エンディアンで生成する必要があります。