インテル® Stratix® 10汎用I/Oユーザーガイド

ID 683518
日付 1/08/2020
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ドキュメント目次

2.4.3. Intel® Stratix® 10 デバイスにおけるキャリブレーションありのRT OCT

Intel® Stratix® 10 デバイスは、3 V I/Oバンクを除くすべてのLVDS I/OバンクでキャリブレーションありのRT OCTをサポートします。キャリブレーションありの RT OCTは入力ピンと双方向ピンのコンフィギュレーションにのみ使用可能です。出力ピンのコンフィギュレーションはキャリブレーションありのRT OCTをサポートしません。RT OCTを使用する場合、バンクのVCCIOはRT OCTをイネーブルするピンのI/O基準に一致している必要があります。

表 12.  キャリブレーションありのRTOCTで選択可能なI/O 規格次の表は、異なるI/O 規格におけるキャリブレーションされたOCTの入力終端の設定をリストしています。
I/O規格 キャリブレーションされたOCT(入力)
RT (Ω) RZQ (Ω)
SSTL-18 Class I 50 100
SSTL-18 Class II 50 100
SSTL-15 Class I 50 100
SSTL-15 Class II 50 100
SSTL-15 48、60,120 240
SSTL-135 48、60、120 240
SSTL-125 48、60、120 240
SSTL-12 60、120 240
POD12 34、40、48、60、80、120、240 240
1.8 V HSTL Class I 50 100
1.8 V HSTL Class II 50 100
1.5 V HSTL Class I 50 100
1.5 V HSTL Class II 50 100
1.2 V HSTL Class I 50 100
1.2 V HSTL Class II 50 100
差動 SSTL-18 class I 50 100
差動HSTL-18 Class II 50 100
差動 SSTL-15 Class I 50 100
差動HSTL-15 Class II 50 100
差動SSTL-15 48、60,120 240
差動SSTL-135 48、60、120 240
差動SSTL-125 48、60、120 240
差動SSTL-12 60、120 240
差動POD12 34、40、48、60、80、120、240 240
差動1.8 V HSTL Class I 50 100
差動1.8 V HSTL Class II 50 100
差動1.5 V HSTL Class I 50 100
差動1.5 V HSTL Class II 50 100
差動1.2 V HSTL Class I 50 100
差動1.2 V HSTL Class II 50 100

RT OCTキャリブレーション回路は、I/Oバッファーのインピーダンスの合計とRZQピンに接続される外部抵抗を比較します。また、回路はI/Oバッファーのインピーダンスの合計が外部抵抗に一致するまでトランジスタをダイナミックにイネーブルまたはディセーブルします。

キャリブレーションは、デバイス・コンフィギュレーションの最後に実行されます。キャリブレーション回路が正しいインピーダンスを見つけると、回路はパワーダウンし、ドライバの特性の変更を停止します。

図 12. キャリブレーションありのRT OCT