インテル® Quartus® Prime プロ・エディション ユーザーガイド: スクリプティング

ID 683432
日付 9/24/2018
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ドキュメント目次

1.13.10. 構文およびコメント

Tclコマンドの引数は空白で区切られ、Tclコマンドは改行文字またはセミコロンで終了します。 Tclコマンドが複数行にわたっている場合は、バックスラッシュを使用する必要があります。 バックスラッシュ (\) を行の最後の文字にすると、行の延長が指示されます。バックスラッシュの後にスペースを含む他の文字が続く場合、その文字はリテラルとして扱われます。

Tclはハッシュ文字またはポンド文字と呼ばれる # を使用し、 #文字からコメントを開始します。コマンドと同じ行にコメントを含める場合は、 #文字の前にセミコロンでコマンドを終了してください。次の例は、 setコマンドとコメントを含む有効なコード行です。

set a 1;# Initializes a

セミコロンがなければ、 setコマンドはコメント後の改行まで終了されないため、無効なコマンドとなります。

Tclインタープリターはコメント内の中括弧をカウントし、これによって解明が困難なエラーが発生することがあります。次の例では、中括弧が閉じられていないためエラーが発生します。

# if { $x > 0 } {
if { $y > 0 } {
	# code here
}