1.1. ツールコマンド言語
1.2. インテル® Quartus® Prime Tclパッケージ
1.3. インテル® Quartus® Prime Tcl APIのヘルプ
1.4. 終端間デザインフロー
1.5. プロジェクトの作成およびアサインメントの作成
1.6. デザインのコンパイル
1.7. レポート
1.8. タイミング分析
1.9. スクリプト実行の自動化
1.10. その他のスクリプティング機能
1.11. インタラクティブ・モードでの インテル® Quartus® Prime Tclシェルの例
1.12. tclshシェル
1.13. Tclスクリプティングの基礎知識
1.14. Tclスクリプティングの改訂履歴
2.1. コマンドライン実行コマンドの利点
インテル® Quartus® Primeコマンドライン実行コマンドを使用すると、デザインフローの各ステップを正確に制御し、メモリー要件を削減し、パフォーマンスを改善させることができます。
インテル® Quartus® Prime実行ファイルをスクリプト、バッチファイル、またはmakeファイルにグループ化して、デザインフローを自動化します。これらのスクリプティング機能によって、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアとその他のEDA合成、シミュレーション、検証ソフトウェアの統合が容易になります。自動デザインフローは、複数のコンピュータで同時に実行し、プロジェクトを簡単にアーカイブおよび復元することができます。
コマンドライン実行コマンドは、 インテル® Quartus® Prime GUIの使いやすさを損なうことなく柔軟性を提供します。 インテル® Quartus® Prime GUIおよびコマンドライン実行コマンドは、デザインフローのさまざまな段階で実行できます。たとえば、 インテル® Quartus® Prime GUIを使用してデザインのフロアプランを編集し、コマンドライン実行コマンドを使用して配置配線を実行し、 インテル® Quartus® Prime GUIに戻ってデバッグを実行することができます。
コマンドライン実行コマンドは、デザインフローの各ステップで必要とされるメモリーを削減します。各実行コマンドは、デザインフローの1つのステップのみを対象とするため、実行コマンド自体は、ファイルサイズと処理中に使用されるメモリー量の両方で比較的コンパクトです。このメモリー使用量の削減は、パフォーマンスを改善させ、また、コンピューティング・リソースの使用量が多くなるとメモリーの可用性が低下するデザイン環境で特に有用です。