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3.5.2.3. waitrequestAllowance が 2 に等しい場合 - 非推奨のケース
次の図は、waitrequest がアサートされた後に 2 つの転送を送信することができる Avalon® -MM ホストのタイミング図を表しています。
このタイミングは正当ですが、推奨されません。この例では、ホストはクロックサイクル数ではなくトランザクション数をカウントします。この手法にはカウンターが必要です。その結果、実装がより複雑になり、タイミング・クロージャーに影響する可能性があります。ホストが waitrequest 信号と一定のサイクル数でトランザクションの駆動を決定する際に、ホストは、レジスターされた信号に基づきトランザクションを開始または停止します。
図 10. waitrequestAllowance が 2 つの転送に等しい場合
この図内の数字は、次のイベントを表しています。
- Avalon® -MM ホストが write をアサートし、data を駆動します。
- Avalon® -MM エージェントが waitrequest をアサートします。
- Avalon® -MM ホストが write および data を駆動します。waitrequestAllowance が 2 のため、ホストは 2 つの連続するサイクルでデータを駆動します。
- Avalon® -MM ホストで waitrequestAllowance の 2 つの転送を消費したため、ホストは write をデアサートします。
- Avalon® -MM ホストは、waitrequest がデアサートされた直後に書き込みを発行します。
- Avalon® -MM ホストは write および data を駆動します。エージェントは waitrequest を 1 サイクルの間アサートします。
- waitrequest に応答して、 Avalon® -MM ホストはデータを 2 サイクルの間保持します。