Avalon® インターフェイスの仕様書

ID 683091
日付 9/26/2022
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ドキュメント目次

5.4. Avalon® -ST インターフェイスのプロパティー

表 18.   Avalon® -ST インターフェイスのプロパティー
プロパティー名 デフォルト値 有効な値 詳細
associatedClock 1 クロック・インターフェイス この Avalon® -ST インターフェイスが同期している Avalon® クロック・インターフェイスの名前です。
associatedReset 1 リセット・インターフェイス この Avalon® -ST インターフェイスが同期している Avalon® リセット・インターフェイスの名前です。
beatsPerCycle 1 1、2、4、8 単一のサイクルで転送されるビート数を指定します。このプロパティーを使用すると、2 つの関連する個別のストリームを同じ start_of_packetend_of_packetreadyvalid 信号を使用して転送することができます。

beatsPerCycle は、 Avalon® -ST プロトコルでほとんど使用されない機能です。

dataBitsPerSymbol 8 1 から 512 シンボルあたりのビット数を定義します。例えば、バイト指向のインターフェイスには 8 ビットのシンボルがあります。この値は、2 の累乗に制限されません。
emptyWithinPacket False True、False True の場合、empty はパケット全体に有効です。
errorDescriptor 0 文字列のリスト エラー信号の各ビットに関連するエラーを記述するワードのリストです。リストの長さは、エラー信号のビット数と同じになる必要があります。リストの最初のワードは、最上位ビットに適用されます。例えば、「crcoverflow」は、error のビット [1] がCRC エラーを示していることを意味します。ビット [0] はオーバーフロー・エラーを示します。
firstSymbolInHigh OrderBits True True、False True の場合、最初のシンボルがデータ・インターフェイスの最上位ビットに駆動されます。最上位のシンボルには、この仕様では D0 のラベルが付けられます。このプロパティーが False に設定されている場合、最初のシンボルは下位ビットに表示されます。D0 は data[7:0] に表示されます。32ビット・バスでは、True の場合、D0 はビット [31:24] に表示されます。
maxChannel 0 0 から 255 データ・インターフェイスでサポートすることができるチャネルの最大数です。
readyLatency 0 0 から 8

ready 信号のアサートと valid 信号のアサートの間の関係を定義します。readyLatency = <n> において n > 0 の場合、valid は、ready がアサートされてから <n> サイクル後にのみアサートできるようになります。

例えば、readyLatency = 1 の場合、シンクが ready をアサートすると、ソースでは、シンクからの ready のアサートを認識してから少なくとも 1 サイクル後に、valid をアサートして応答する必要があります。

readyAllowance 1 0 0 から 8

ready がデアサートされた後にシンクでキャプチャーすることができる転送数を定義します。

readyAllowance = 0 の場合、シンクでは、ready がデアサートされた後に転送を受け入れることはできません。readyAllowance = <n> において <n> が 0 より大きい場合、シンクは最大 <n> 数の転送を ready がデアサートされた後に受け入れることができます。

注: Avalon® ストリーミング・インターコネクトを Avalon® ストリーミング・ソース/シンク BFM またはカスタム・コンポーネントとともに生成し、これらの BFM またはカスタム・コンポーネントに異なる readyLatency 要件がある場合、プラットフォーム・デザイナーは生成されるインターコネクトにアダプターを挿入し、ソース・インターフェイスとシンク・インターフェイスにおける readyLatency の差に対応します。ソースおよびシンクロジックは、生成されるインターコネクトのプロパティーに従うことが想定されています。
1
  • readyLatency = 0 の場合、readyAllowance は 0 以上の値にすることができます。
  • readyLatency > 0 の場合、readyAllowancereadyLatency 以上の値にする必要があります。
  • ソースまたはシンクで readyAllowance の値が指定されていない場合は、readyAllowance = readyLatency です。ソースまたはシンクでこの機能を活用する場合を除いて、デザインに readyAllowance を追加する必要はありません。