Avalon® インターフェイスの仕様書

ID 683091
日付 9/26/2022
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ドキュメント目次

6.2. Avalon® Streaming クレジット・インターフェイス信号の役割

Avalon® Streaming クレジット・ソース・インターフェイスまたはシンク・インターフェイスの信号はそれぞれ、 Avalon® Streaming クレジット信号の 1 つの役割に対応します。 Avalon® Streaming クレジット・インターフェイスには、各信号役割の 1 つのインスタンスのみを含めることができます。 Avalon® Streaming クレジット信号の役割はすべて、ソースとシンクの両方に適用され、両方で同じ意味をもちます。

表 20.   Avalon® Streaming クレジット・インターフェイス信号
信号名 方向 オプション/必須 詳細

update

シンクからソース

1

必須

シンクが update を送信し、ソースは利用可能なクレジットカウンターを更新します。トランザクションがバッファーからポップされると、シンクは update をソースに送信します。

ソースのクレジットカウンターは、シンクからソースへのクレジットバス上の値で増加します。

credit

シンクからソース

1 から 9

必須

update がアサートされた際に、シンクでさらに利用可能なクレジットを示します。

このバスは、シンクによって指定される値を伝送します。credit バスの幅は、ceilog2(MAX_CREDIT + 1) です。シンクは、利用可能なクレジット値をこのバスで送信し、受け入れることができるトランザクションの数を示します。ソースは、 update 信号がアサートされている場合にのみ credit の値をキャプチャーします。

return_credit

ソースからシンク

1

必須

ソースによってアサートされ、1 クレジットをシンクに戻します。

注: 詳細に関しては、セクション 6.2.3 のクレジットの返送を参照してください。

data

ソースからシンク

1 から 8192

必須

データは、既存の Avalon® Streaming の定義に従いシンボルに分割されます。

valid

ソースからシンク

1

必須

ソースによってアサートされ、ソースからシンクへの他のすべての信号を修飾します。ソースでは、利用可能なクレジットが 0 より大きい場合にのみ valid をアサートすることができます。

error

ソースからシンク

1 から 256

オプション

現在のサイクルで転送されているデータに影響するエラーを示すために使用されるビットマスクです。エラーの単一のビットは、コンポーネントで認識されるそれぞれのエラーに使用されます。エラーは、errorDescriptor プロパティーで定義されます。

channel

ソースからシンク

1 から 128

オプション

現在のサイクルで転送されているデータのチャネル番号です。

インターフェイスが channel 信号をサポートしている場合は、maxChannel パラメーターを定義する必要があります。

パケット転送の信号

startofpacket

ソースからシンク

1

オプション

ソースによってアサートされ、パケットの開始を示します。

endofpacket

ソースからシンク

1

オプション

ソースによってアサートされ、パケットの終わりを示します。

empty

ソースからシンク

ceil(log2(NUM_SYMBOLS))

オプション

空のシンボル、つまり有効なデータを表していないシンボルの数を示します。empty 信号は、各ビートに 1 シンボルのインターフェイスでは使用されません。

ユーザー信号

<Per-Packet User Signals>

ソースからシンク

1 から 8192

オプション

ソース・インターフェイスとシンク・インターフェイスには、任意の数のパケットごとのユーザー信号を提供することができます。startofpacket がアサートされる際に、ソースはこの信号の値を設定します。ソースでは、新しいパケットが開始するまで、この信号の値を変更しないでください。詳細は、ユーザー信号のセクションで説明されています。

<Per-Symbol User Signals>

ソースからシンク

1 から 8192

オプション

ソースとシンクには、任意の数のシンボルごとのユーザー信号を提供することができます。詳細は、ユーザー信号のセクションで説明されています。