Avalon® インターフェイスの仕様書

ID 683091
日付 9/26/2022
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ドキュメント目次

5.2. Avalon® Streaming インターフェイス信号の役割

Avalon® Streaming ソース・インターフェイスまたはシンク・インターフェイスの信号はそれぞれ、 Avalon® ストリーミング信号の 1 つの役割に対応します。 Avalon® ストリーミング・インターフェイスには、各信号役割の 1 つのインスタンスのみを含めることができます。 Avalon® ストリーミング信号の役割はすべて、ソースとシンクの両方に適用され、両方で同じ意味をもちます。
表 17.   Avalon® Streaming インターフェイスの信号次の表において、信号の役割はすべてアクティブ High です。
信号の役割 方向 必須 詳細
基本的な信号
channel 1 から 128 ソース → シンク いいえ 現在のサイクルで転送されているデータの channel 番号です。

インターフェイスでチャネル信号がサポートされている場合、そのインターフェイスでは、maxChannel パラメーターも定義する必要があります。

data 1 から 8,192 ソース → シンク いいえ ソースからシンクへの data 信号です。通常、転送される情報のまとまりを伝送します。

パラメーターではさらに、data 信号の内容と形式を定義します。

error 1 から 256 ソース → シンク いいえ 現在のサイクルで転送されているデータに影響を与えるエラーを示すビットマスクです。error 信号の単一のビットは、コンポーネントが認識するそれぞれのエラーをマスクします。errorDescriptor は、error 信号のプロパティーを定義します。
ready 1 シンク → ソース いいえ High がアサートされると、シンクでデータの受け入れが可能なことを示しています。ready は、シンクによってサイクル <n> でアサートされ、サイクル <n + readyLatency > を Ready サイクルとして示します。ソースでは、ready サイクル中にのみ、valid をアサートしてデータを転送することができます。

ready 入力のないソースは、バックプレッシャーをサポートしません。ready 出力のないシンクでは、バックプレッシャーを行う必要はありません。

valid 1 ソース → シンク いいえ ソースはこの信号をアサートし、ソースからシンクへの他のすべての信号を修飾します。シンクでは、データおよびソースからシンクへの他の信号を、valid がアサートされている Ready サイクルでサンプリングします。他のサイクルはすべて無視されます。

valid 出力のないソースでは、シンクがバックプレッシャーをアサートしていないすべてのサイクルで、暗黙的に有効なデータを提供します。valid 入力がないシンクでは、シンクでバックプレッシャーが行われていないすべてのサイクルで、有効なデータを想定しています。

パケット転送の信号
empty 1 から 10 ソース → シンク いいえ 空のシンボル、つまり有効なデータを表していないシンボルの数を示します。empty 信号は、各ビートに 1 シンボルのインターフェイスでは必要ありません。
endofpacket 1 ソース → シンク いいえ ソースによってアサートされ、パケットの終わりを示します。
startofpacket 1 ソース → シンク いいえ ソースによってアサートされ、パケットの開始を示します。