Avalon® インターフェイスの仕様書

ID 683091
日付 9/26/2022
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ドキュメント目次

3.5.5.3. ラインでラップされるバースト

命令キャッシュを備えるプロセッサーでは、ラインでラップされるバーストを使用することにより、効率を向上させることができます。プロセッサーがキャッシュにないデータを要求している場合、キャッシュ・コントローラーはキャッシュライン全体を補充する必要があります。プロセッサーのキャッシュ・ライン・サイズが 64 バイトの場合は、キャッシュミスによって 64 バイトがメモリーから読み出されます。キャッシュミスが発生した際にプロセッサーでアドレス 0xC から読み出しを行っている場合、非効率なキャッシュ・コントローラーでは、バーストがアドレス 0 で発行される場合があるため、データは、読み出しアドレスが 0x0、0x4、0x8、0xC、0x10、0x14、0x18、. . . 0x3C からのものになります。要求されているデータは、4 番目の読み出しまで利用できるようになりません。ラインでラップされるバーストの場合は、アドレスの順序が 0xC、0x10、0x14、0x18、. . . 0x3C、0x0、0x4、0x8 になります。要求されているデータは最初に返されます。最終的に、キャッシュライン全体がメモリーから補充されます。