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5.1. 用語と概念
Avalon-ST インターフェイス・プロトコルでは、次の用語と概念を定義しています。
- Avalon® ストリーミング・システム - Avalon® ストリーミング・システムには 1 つ以上の Avalon® -ST 接続が含まれており、ソース・インターフェイスからシンク・インターフェイスにデータを転送します。前出のシステムは、 Avalon® -ST インターフェイスで構成され、システムの入力から出力にデータを転送します。 Avalon® -MM のコントロールおよびステータスレジスター・インターフェイスでは、ソフトウェア制御を提供します。
- Avalon® ストリーミング・コンポーネント - Avalon® -ST インターフェイスを使用する標準的なシステムでは、コンポーネントと呼ばれる複数の機能モジュールを組み合わせています。システム設計者は、コンポーネントをコンフィグレーションし、それらを相互に接続することでシステムを実装します。
- ソース・インターフェイスとシンク・インターフェイスの接続 - 2 つのコンポーネントが接続すると、データはソース・インターフェイスからシンク・インターフェイスに移動します。 Avalon® インターフェイスの仕様書では、ソース・インターフェイスからシンク・インターフェイスへの組み合わせを接続と呼びます。
- バックプレッシャー - バックプレッシャーを使用することにより、シンクでは、ソースにデータの送信を停止するように通知することができます。バックプレッシャーのサポートはオプションです。シンクでは、バックプレッシャーを使用してデータのフローを停止します。停止理由は次のとおりです。
- シンクの FIFO がフルである
- 出力インターフェイスで輻輳が発生している
- 転送と Ready サイクル - 転送では、ソース・インターフェイスからシンク・インターフェイスへのデータと制御の伝播が発生します。データ・インターフェイスにおいて、Ready サイクルは、シンクが転送を受け入れることができるサイクルです。
- シンボル - シンボルは、データの最小単位です。ほとんどのパケット・インターフェイスにおいて、シンボルはバイトです。1 つもしくは複数のシンボルで、1 つのサイクルで転送されるデータの単一ユニットを構成します。
- チャネル - チャネルは、物理的または論理的なパスまたはリンクであり、これを介して 2 つのポート間で情報が受け渡されます。
- ビート - ビートは、ソース・インターフェイスとシンク・インターフェイス間の単一サイクルの転送で、1 つまたは複数のシンボルで構成されます。
- パケット - パケットは、ソースが同時に送信するデータ信号とコントロール信号の集合体です。パケットには、ヘッダーを含めることができます。これは、ルーターや他のネットワーク・デバイスがパケットを正しい宛先に送信するのに役立ちます。パケットの形式は、この仕様ではなくアプリケーションで定義されます。 Avalon® -ST のパケットは、長さを変更することが可能であり、接続全体でインターリーブすることができます。 Avalon® -ST インターフェイスでは、パケットの使用はオプションです。