Avalon® インターフェイスの仕様書

ID 683091
日付 9/26/2022
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ドキュメント目次

5.6. 信号の詳細

次の図は、 Avalon® -ST インターフェイスに通常含まれる信号を示しています。標準的な Avalon® -STソース・インターフェイスでは、validdataerrorchannel 信号をシンクへ駆動します。シンクでは、ready 信号でバックプレッシャーを行うことができます。

図 21. 標準的な Avalon® -ST インターフェイス信号

これらの信号の詳細を以下に示します。

  • ready - バックプレッシャーをサポートするインターフェイスでは、シンクは ready をアサートし、転送を行うことができるサイクルを示します。ready がサイクル <n> でアサートされると、サイクル <n + readyLatency> が Ready サイクルとみなされます。
  • valid - valid 信号は、ソースからシンクにデータが転送されているサイクルで有効なデータを修飾します。有効なそれぞれのサイクルにおいて、シンクは data 信号および他のソースからシンクへの信号をサンプリングします。
  • data - data 信号は、ソースからシンクに転送される情報のまとまりを伝送します。データ信号は、クロックサイクルごとに転送される 1 つまたは複数のシンボルで構成されます。dataBitsPerSymbol パラメーターは、データ信号がどのようにシンボルに分割されるかを定義します。
  • error - error 信号の各ビットは、起こりうるエラー状態に対応します。特定のサイクルで値が 0 の場合は、そのサイクルのデータにエラーがないことを示します。この仕様では、エラーが検出された際にコンポーネントが行うアクションを定義していません。
  • channel - ソースはオプションの channel 信号を駆動し、データが属するチャネルを示します。特定のインターフェイスにおける channel の意味は、アプリケーションによって異なります。一部のアプリケーションでは、channel はインターフェイス番号を示します。別のアプリケーションでは、channel はページ番号またはタイムスロットを示します。channel 信号が使用されている場合、それぞれのアクティブサイクルで転送されるデータはすべて同じチャネルに属します。ソースでは、連続するアクティブサイクルで別のチャネルに変更することが可能です。

    channel 信号を使用するインターフェイスでは、maxChannel パラメーターを定義し、最大のチャネル数を示す必要があります。インターフェイスでサポートするチャネル数が動的に変化する場合、maxChannel では、インターフェイスでサポートすることができる最大数を示します。