Avalon® インターフェイスの仕様書

ID 683091
日付 9/26/2022
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ドキュメント目次

3.7. Avalon® -MM エージェントのアドレス指定

動的なバスのサイズ調整により、異なるデータ幅のホストとエージェントのペア間における転送時にデータを管理します。エージェントのデータは、ホストのアドレス空間の連続するバイトにアライメントされます。

ホストのデータ幅がエージェントのデータ幅よりも広い場合、ホストアドレス空間のワードは、エージェント・アドレス空間の複数の位置にマッピングされます。例えば、32 ビットのホストが 16 ビットのエージェントから読み出しを行うと、エージェント側で 2 つの読み出し転送が発生します。読み出しは、連続するアドレスに対して行われます。

ホストがエージェントよりも狭い場合は、インターコネクトでエージェントのバイトレーンを管理します。ホストの読み出し転送時に、インターコネクトは、エージェント・データの適切なバイトレーンのみを幅の狭いホストに提供します。ホストの書き込み転送時は、インターコネクトは自動的に byteenable 信号をアサートし、指定されているエージェント・ バイト・レーンにのみデータを書き込みます。

エージェントのデータ幅は、8、16、32、64、128、256、512、または 1024 ビットにする必要があります。次の表は、フルワードアクセスを実行する 32 ビットのホストにおける、さまざまな幅のエージェント・データに対するアライメントを示しています。この表で、OFFSET[N] は、エージェント・アドレス空間へのエージェント・ワード・サイズのオフセットを指しています。

表 12.  動的なバスのサイズ調整におけるホストからエージェントへのアドレスマッピング
ホスト・バイト・アドレス (1) アクセス 32 ビット・ホストのデータ
8 ビットのエージェント・インターフェイスにアクセスする場合 16 ビットのエージェント・インターフェイスにアクセスする場合 64 ビットのエージェント・インターフェイスにアクセスする場合
0x00 1 OFFSET[0] 7..0 OFFSET[0] 15..0 (2) OFFSET[0] 31..0
2 OFFSET[1] 7..0 OFFSET[1] 15..0
3 OFFSET[2] 7..0
4 OFFSET[3] 7..0
0x04 1 OFFSET[4] 7..0 OFFSET[2] 15..0 OFFSET[0] 63..32
2 OFFSET[5] 7..0 OFFSET[3] 15..0
3 OFFSET[6] 7..0
4 OFFSET[7] 7..0
0x08 1 OFFSET[8] 7..0 OFFSET[4] 15..0 OFFSET[1] 31..0
2 OFFSET[9] 7..0 OFFSET[5] 15..0
3 OFFSET[10] 7..0
4 OFFSET[11] 7..0
0x0C 1 OFFSET[12] 7..0 OFFSET[6] 15..0 OFFSET[1] 63..32
2 OFFSET[13] 7..0 OFFSET[7] 15..0
3 OFFSET[14] 7..0
4 OFFSET[15] 7..0
以下同様   以下同様 以下同様 以下同様
注意
  1. ホストはバイトでアドレスを発行しますが、32ビットのワード全体にアクセスします。
  2. エージェントの項目に記載されている [<n>] はすべてワードオフセットであり、添え字の値はワード内のビットです。