マルチ・チャネル DMA PCI Express* 用インテル FPGA IP ユーザー・ガイド

ID 683821
日付 10/06/2023
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ドキュメント目次

3.10. データムーバーのみ

Data Mover Only モードは、エンドポイント MCDMA R タイル、P タイル、および F タイル IP の MCDMA IP ユーザー モードの 1 つです。 このモードは、外部記述子コントローラーに基づいた外部記述子のフェッチをサポートします。 このモードでは、MCDMA IP コアは通常の PCIe セマンティクスを実装する PCIe Data Mover サブシステムになりますが、DMA 記述子機能に関連するブロックはありません。
注: 外部記述子コントローラーを備えた Data Mover は、AVMM インターフェイスを介したユーザー ロジックへのデータ移動のみをサポートします。 将来的には、ユーザー ロジックに対する AVST インターフェイスのサポートが追加される可能性があります。
注: Data Mover 専用モードは、P/F/R タイル MCDMA IP の x4 トポロジでは使用できません。

以下の図は、ユーザー記述子コントローラーを使用した Data Mover Only モードの MCDMA IP のトップレベルのブロック図です。

図 20. 外部 DMA コントローラーに接続された PCIe データ ムーバー サブシステム
データ ムーバー サブシステムは、次の機能をサポートします。
  • HIP Interface: Data Mover サブシステムがインターフェイスしているさまざまな PCIe HIP バリアント (P タイル/F タイル/R タイル) に適応します。
  • Host to Device (H2D) Data Mover: 記述子のフェッチ操作とデータ移動操作の両方のために、AVST ソースおよびシンク インターフェイスを外部記述子コントローラーに提供します。
  • Device to Host (D2H) Data Mover: AVST ソースおよびシンク インターフェイスを外部記述子コントローラーに提供し、データ移動操作を開始し、ライトバック/割り込みを送信します。
  • Bursting Avalon Master (BAM): レジスタプログラミングのために非バースト PIO 操作を実行します。
  • Support for PCIe semantics
    • スケジューラは、PCIe HIP につながる Tx と Rx の両方の方向で PCIe 順序付けルールを適用します。
    • MPS サイズでの TLP チャンク化
    • 4KB クロスオーバーやその他のエラー ログを確認します。
  • Completion re-ordering: Data Mover サブシステムは、AVMM ライト マスターにデータを送信する前、または外部記述子コントローラーに記述子完了パケットを送信する前に、受信した完了の並べ替えを実行します。